今年は京都外2200ではなく阪神内2200での開催。同コースで行われた昨年のエリザベス女王杯や近年の宝塚記念の結果も踏まえておくべきか。エリザベス女王杯はラッキーライラック(母父父ディストーテッドヒューマー)とサラキア(母母父タイガーヒル)、母系にダンジグを持つ馬のワンツーで決まった。宝塚記念もキセキ(母母母父ダンジグ)、ワーザー(母母父アスコットナイト)、ゴールドアクター(父父グラスワンダー)とダンジグ持ちが4年連続で連対している。取り上げた5頭にダンジグの血を引く馬はいないが…。(解説:望田潤)
ダンスディライト カイザーバルやダンスファンタジアの半弟で、母ダンスインザムードはダンスインザダークやダンスパートナーの全妹で桜花賞とヴィクトリアマイルに勝った。このダンシングキイ牝系のキングカメハメハ産駒にはダノンファストがいる。ニジンスキーとグロースタークのクロスだから長手の体型で立ち肩で、手先が強い走りでいかにも急坂小回り向きの中距離馬。前走阪神2200で快勝し、阪神芝内回りは[4-0-0-3]だからここでも通用しそうだ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
モズベッロ 母ハーランズルビーはアルシバイアディーズS(米G1・ダ8.5F)2着で、