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【フェブラリーS予想】良ならヌレイエフ、重ならストームキャット 前哨戦を勝つような勢いも大事

  • 2021年02月14日(日) 18時00分
スピードも要求される東京マイルのダート王決定戦。モズアスコット(母父ヘネシー)、インティ(母母父フォレストリー)、モーニン(父ヘニーヒューズ)と、ストームキャットの血を引く馬が過去5年で3勝。またゴールドアリュール産駒をはじめとするヌレイエフの血や、ノンコノユメ、モーニン、カフジテイクなどに入るフォーティナイナーの血にも注意したい。

馬場が水分を含んで軽くなったときはストームキャット、乾いた状態ならヌレイエフを重視。あと血統とは関係ないが、ここ5年の勝ち馬のうちゴールドドリーム以外の4頭は前哨戦の根岸Sか東海Sを勝って挑んでいた。ダートや短距離は勢いも大事。(解説:望田潤)

アルクトス
タマモクリエイトの甥で、母母コンキスタドレスはアシュランドS(米G1・ダ8.5F)2着。父アドマイヤオーラは弥生賞馬だが、アグネスタキオン産駒なのでノボバカラやクロスクリーガーなどダート巧者を出している。本馬は母が相似配合で、シンボリクリスエスとシーキングザゴールドの影響も強い大箱向きマイラー。根岸Sは59キロで直線前がカベのシーンもあった。ベストのマイルで南部杯の再現を狙うが、馬場は軽くなってほしい。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○

インティ
フロリダダービー2着ブルーバーナーなどが出る牝系で、母キティはJRA4勝(ダ1700〜1800)。父ケイムホームはタガノトネールやヒザクリゲなどを出すスピード型。ゴーンウエストとアフリートとストームキャットのスピードを活かした配合で手先は軽いが、後駆や飛節はアリダー的に強靭だ。アフリートの血を引くので揉まれると淡白になってしまうし、よりパワー型になってきた今は2年前のようなスピードで先行するのは難しいかも。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○

エアアルマス
エアファンディタの半兄でエアマックールの甥。3代母エンジェリックソングはグロリアスソングやデヴィルズバッグの全妹にあたる超良血で、レディバラードの母で

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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