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【宝塚記念予想】土砂降りならばクロノジェネシス当確、相手探しがポイントでユニコーンライオンの逃げ切りも見えるか/倉本匠馬

  • 2021年06月25日(金) 18時00分

クロノジェネシスの昨年圧勝の再現なるか(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規



展開予想
ハイペース

《一言コメント》
 内枠に逃げ馬がグッと固まるメンバー構成となったが、ユニコーンライオンとレイパパレがハナを主張する形となりそう。そもそも内回りの2200mはかなりペースが流れやすいコース形態で、例年と同じく速い流れとなりそう。ただ、雨の影響で前も止まらない可能性も十分にありそうなので、ハイペースながら底力もかなり問われる持久力勝負と見るべきだろう。


各馬の並び
逃げ
ユニコーンライオン
レイパパレ

先行
シロニイ

差し
ワイプティアーズ
アドマイヤアルバ
クロノジェネシス
アリストテレス
カレンブーケドール
モズベッロ
キセキ

追い込み
メロディーレーン
カデナ
ミスマンマミーア


Vポジション候補
 雨でかなりタフな馬場状態となりそうなので、【逃げ馬とロスなく運ぶ馬、好位勢】としておきたい。

主に有力馬で該当するのは、
1.クロノジェネシス
2.レイパパレ
3.ユニコーンライオン
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.クロノジェネシス
展開◯ 馬場◎ コース◎

 前走は様々な不安点を乗り越えるレースで、雨が降った2200m戦ならばかなり信頼度は高い印象がある。また、前が流れる展開もこの馬にとってはベストで、枠なりでしっかりとポジションを取れればチャンスだろう。人気でもここは逆らえないところで、乗り方次第では昨年同様に圧勝まで期待したい1頭だ。

総合評価
B

2.レイパパレ
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は想像以上の走りでの勝利で、川田騎手がこの馬の良さを最大限に発揮するレース内容であった。ただ、今回は内に逃げ馬が控えている上に距離延長は微妙で、番手からどこまで力を発揮できるかだろう。相手までの評価が妥当で、クロノジェネシスの乗り方次第では大きく着順を落とす可能性までありそうだ。

総合評価
C

3.カレンブーケドール
展開◯ 馬場◯ コース◯

 ここ2走は惜しい競馬が続いているが、どうしても最後が甘くなるので善戦止まりで終わってしまう1頭である。今回も雨でこの馬向きのレースとなるものの、やはりどうしてもメンバーが揃っていると2.3着までの評価がベストと言える。ここは相手までの印としておきたいところで、人気を加味してもそこまで買いたいとは思わない馬である。

総合評価
C

4.アリストテレス
展開◯ 馬場△ コース◯

 前走は完璧な騎乗の割に伸び切れないレースで、内枠を生かした競馬ながら非常に残念な4着であった。また、雨が降った馬場はプラスとは言えず、強力なメンバー相手だとやや劣り気味の印象である。このタイミングでの乗り替わりに関しても決してプラスではないので、相手の押さえまでの評価としておきたい。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ユニコーンライオン
展開◯ 馬場◯ コース◯

 ハイペースでレイパパレのマークを受けるなどかなり苦しい状況に見えるが、先週のかなり内有利の馬場を踏まえてかなり狙い目のこの馬を取り上げたい。前走は自分から動いていく競馬での完封劇で、無理に溜めるよりもコーナーからガンガン攻めていくレースがベストならばそういう意味では阪神内回りは最高の舞台。他馬が雨で脚を取られるならば格好で、とにかく強気なレースを期待したいところだ。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。枠でかなり明暗が分かれた印象で、上位人気馬の中でも恵まれた馬とそうでない馬がハッキリしたので上手く取捨選択したいところ。また、ユニコーンライオンなど先行馬に穴馬が揃っているので、その辺りを混ぜながら高配当を狙いたい。

 2021年度のGIの回収率は安田記念で払い戻し10万円超もあり200%と良い数字を出せているので、今週の宝塚記念に関してもキッチリ仕留めて率にこだわりたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして夏競馬に向けて良い流れを掴んで欲しい。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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