過去5年でいうと、エイティーンガール(ウッドマン)、ナックビーナス(ウッドマン)、エポワス(ミスワキ)、ブランボヌール(アンブライドルド)、タワーオブロンドン(ミスワキ)と、「ミスタープロスペクター×バックパサー」の組み合わせの血を引く馬が必ず連対している。また夏の芝短距離重賞らしくここもやや牝馬優勢で、過去5年でいうと牡セン[2-4-0-39]、牝[3-1-5-21]。昨年もウッドマンを持つ牝馬エイティーンガールが快勝。取り上げたなかではセイウンコウセイがミスワキをもつ。(解説:望田潤)
セイウンコウセイクラリティスカイやタイキフォーチュンの近親で、トムフール的なスピードと機動力を誇る牝系だ。ミクスドマリッジの牝馬クロス7×5を持つのはアドマイヤムーン産駒の走るパターン(ファインニードルはミスクドマリッジの孫シャーペンアップの5×4)。アドマイヤムーン産駒は晩成型が多く、本馬も8歳を迎えても大きな衰えは見られず、今も揉まれず行けるとしぶといところをみせる。馬券圏内となるとかなり恵まれないと厳しいだろうが…。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
ダイアトニック京王杯SC2着レオプライムの半弟で、近親にローマンエンパイアやカッパツハッチなどがいる。カナロア産駒でストームバード4×4、母父サンデーだけノーザンダンサーなしというオーソドックスな好形だ。牝系譲りの短距離体型で、ボールドルーラーのクロスらしい無駄のない走りで俊敏で機動力に富む。昨年のキーンランドCは馬場の悪いインを走らされてしまった。ここは骨折明けで約10か月ぶりの実戦も、気性的にはいきなり動けそうなタイプ。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎