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【キーンランドC予想】キーンランドCで毎年のように発生するトラックバイアス

  • 2021年08月24日(火) 18時00分
馬場虎太郎

2019年のキーンランドCも外枠のダノンスマッシュが人気に応えて勝利(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


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 キーンランドカップは毎年のように外枠有利のトラックバイアスが発生する。2016年以降の5回のうち4回がトラックバイアス「外有利」もしくは「超外有利」。ここ5年で3着内に好走した15頭のうち10頭、連対した10頭のうち7頭、そして勝ち馬5頭が6枠より外。

 今年の札幌開催は変則的な開催日程によって、先週までAコースを使用していたが、今週からはCコース替わり。例年と大差ない傾向になるだろう。

 また、2016年以降の5回のうち2020年は雨の影響を強く受けた重い馬場コンディション。2017〜2019年も重めの馬場コンディションで勝ち時計が1分9秒0〜1分9秒4の間。

 今年は例年以上に芝の状態が良好。雨の影響を受けなければ、決着時計を含め2016年と似たような馬場コンディション、状況が想定される。

 2016年のキーンランドカップは勝ち時計が1分8秒5。1、3、5着馬が7枠より外。掲示板に載った馬は全て最初のコーナーを7番手以内で通過。連対馬は最初のコーナーを5番手以内で通過していた。

 外枠、そのなかでも道中から流れに乗れるタイプを狙いたい。

 ダイアトニックは昨年もキーンランドカップに出走。1番人気に推されていたが、当時はトラックバイアス「超外有利・超差有利」と判定したレースで最内枠。絶望的なトラックバイアスの不利。

 その次走であるスプリンターズステークスも再び見せ場なく凡走したことから、トラックバイアスの不利に加え、状態面にも問題があったと考えられる。

馬場虎太郎

外枠に入るようなら巻き返しに期待したいダイアトニック(c)netkeiba.com


 初の1200mだった高松宮記念でも先行できていたように、本来は流れに乗る競馬ができる馬。今回は長期の休み明けで立て直されたのではないか。状態が戻っていて、外枠に入るようなら巻き返すだろう。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のキーンランドCの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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