スマートフォン版へ

【ジャパンC・京阪杯・京都2歳S予想】コントレイル、シャフリヤールの仕上がりは? 追い切りを徹底解説!

  • 2021年11月24日(水) 18時00分

ジャパンCは2強で決まるのか…調教適性からの推奨馬は?


 4世代のダービー馬が集結、外国馬が3頭参戦。とはいっても、netkeiba.comの予想オッズを見るかぎりは昨年と今年のダービー馬が2強を構成しているような感じです。週末はお天気も良さそうですし、最後の直線は天皇賞(秋)のような人気馬のマッチレースになるんでしょうか。

 ただ、3強だった天皇賞(秋)と違うのは今回が2強という点。ということは、複勝、ワイド、3連複、3連単など3着が関連する馬券には人気薄好走の余地がありそう。それをうまく見つけることができるかどうか。これによって、馬券のデキが決まってくるような気がします。

【京都2歳S/フィデル】

 小倉のデビュー戦以来のレース。久しぶりがひとつのポイントになりますが、1週前追い切りを見るかぎり、CWでマカヒキを追いかけて、あれだけの動きができれば上出来といったところではないでしょうか。調教量自体としても豊富です。

 そして、今回の最終追い切りは坂路。4F53.0秒で4F目最速ラップは踏むことができていませんでしたが、これは坂路での追い切りに慣れていないというのもあるのでしょう。なにせ、11月14日の坂路では1F目14.1秒から2F目14.6秒のちぐはぐ。当時よりも慣れが出たラップだとは思います。個人的にはポテンシャルの高い馬という評価をしていますが、この最終追いはまだ伸びしろを秘めた内容だと思っているので、この状態でどんな結果を出してくるか、でしょう。

調教Gメン研究所

まだ伸びしろを秘めているフィデル(11月23日撮影)


【京阪杯/シヴァージ】

 今年のシルクロードSで初重賞制覇、そして前走スプリンターズSでは3着ですから、芝のスプリント戦においては実績上位。どちらのレースも1週前追い切りはCWでしたが、今回もCWでしっかりと負荷をかけられています。

 そして、最終追い切りは坂路。時計は4F51.4秒、2F24.3秒でしたが、これは前走とほぼ同じ数字。4F目最速ラップが踏めなかったという点ではシルクロードSと相違ですが、直近のGIで3着した時と同じ最終追いなら評価しないわけにはいきません。

調教Gメン研究所

シヴァージの巻き返しに期待(11月23日撮影)


【京阪杯/アウィルアウェイ】

 中7週の今回ですが、週末と週中の追い切りをしっかりと課せられているので、いかにも順調そのもの。動きを見ることはできませんでしたが、11月17日の1週前追い切りも2F24.7秒、1F12.1秒なら文句なしの動きだったんでしょう。

 そして、最終追い切り。時計的には1週前よりもかなり地味になりましたが、この馬としてはいつもと同じ。むしろ、2F25.2秒で1F12.5秒で4F目最速ラップなら動きとしては悪くなかったはず。ただ、前走の最終追い切りも動きもラップも決して悪くありませんでしたが、前年のスプリンターズSよりも大きく着順を下げているだけに、そういった部分に関しては気になります。

調教Gメン研究所

順調に調整されているアウィルアウェイ(11月16日撮影)


【ジャパンC/コントレイル】

 昨年のJCは辛くも菊花賞で三冠を達成し、中4週というローテーションで出走。1週前追い切りのCWでの併せ馬に遅れるなど、調教内容としてはいつも通りではなかった面がありつつも2着を確保。そういった意味では、今年のCWでの1週前追い切りは昨年とは全く違うパフォーマンス。先着はできなかったとはいえ、とんでもない距離を追走して、6Fの時計も破格。これをゴール前は馬なりでマークしたので、私は先着できなかったのではなく、先着しなかったという判断をしています。

 最終追い切りは坂路で4F51.0秒。速い全体時計ですが、2F23.9秒でまとめています。主観的な動きの評価としては重賞捜査網で解説させていただくとして、客観的な時計評価としては前走の最終追いよりも0.7秒速い4Fですし、昨年の坂路4Fは53.3秒ですから、追い切りの負荷としては最大級といってよいと思います。

調教Gメン研究所

最大級の負荷で追い切られたコントレイル(11月23日撮影)


【ジャパンC/シャフリヤール】

 前走神戸新聞杯は8月中旬から追い切りを開始して、決して調教が不足している印象はありませんでした。むしろ、9月1日にCWで追い切った時は行きたがるような素振りを見せていただけに、個人的にはレースまでの調整は難しいかもというイメージを持ちました。その後の追い切りは順調でしたが、休み明けの難しさがレースの結果に影響したと考えてもよいと思います。

 最終追い切りは川田将雅騎手が跨って、坂路での併せ馬。その4F時計は53.8秒で遅く感じますが、ダービーの最終追いは4F54.4秒。対して前走は4F51.2秒で自己ベスト更新ですから、それだけの負荷をかけないといけない状態だったと振り返った方がよいでしょう。ということで、今回は最終追いまでの調教過程がスムーズだったからこその時計、4F目最速ラップと判断します。

調教Gメン研究所

スムーズに調教を積んできたシャフリヤール(11月23日撮影)


◆次走要注意

・11/20 東京スポーツ杯2歳S【ダンテスヴュー】(5人/4着)

 レース後のジョッキーコメントにも出ていたように、友道康夫調教師も現時点での成長過程におけるバランスに物足りなさがあることを話されていました。今後は少しレース間隔をあけるかも知れませんが、この感じだと自己条件で経験を積んだ方が来春に向けての糧になりそうです。

[メモ登録用コメント] [芝中距離]最終追い切りが坂路で4F目最速ラップなら勝ち負け

◆開催おすすめの調教適性

<東京芝2400m>
◎1週前追い切りトラック、最終追い切り坂路
○最終追い切りが坂路馬場で4F目最速ラップ

 ◎○に該当したのが、先週の南武特別の1着馬。単勝4番人気の6.5倍ですから、調教適性があっての勝利だと考えています。ちなみに1週前追い切りがCWで、最終追い切りは栗東坂路。今週のJCもこれで決着するとは思います。

【予想】井内利彰の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

このコラムの通知を受け取りますか?

お気に入り

すでにお気に入りに登録しています。

登録済

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング