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【ユーザー質問】「密集していることも多いけど…」日本とヨーロッパの競馬の違いについて

  • 2021年11月30日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲「ホントに競馬は何が起こるかわからない」 (C)netkeiba.com


今週もユーザー質問をお届けします! まずは欧米と日本の競馬について。「スピードが全然違うから、落ちたときのケガも違う」と明かします。2つ目はミルコ騎手も大好きだという温泉の話題。JBCで金沢を訪れたときも楽しみにしていたそうです。

(取材・構成=森カオル)

Q.「欧米の競馬を観ていると、馬群が日本より詰まっているように見えます。でも、落馬事故をあんまり見たことがないです。ミルコ騎手の落馬も見たことがないですが、馬群が詰まっていても落馬しない感覚ってあるんですか?」(ジャックさん)


ミルコ ヨーロッパの競馬は確かに狭くて、密集していることも多いけど、そのぶんペースが遅いですね。日本の競馬とはスピードが全然違うから、落ちたときのケガも違うし。もちろん、密集しているなかで前のほうを走っている馬が転べば、後ろはみんな巻き込まれてしまうけど、質問にもあるように、そういう事故は少ないですね。

──外国人ジョッキーは体幹がしっかりしていてブレないから、馬と接触しても落馬しづらいという説を聞いたことがあります。

ミルコ 人それぞれだと思うけど、少しぶつかったくらいではブレないかもしれない。でも、日本もそれほど事故が多いとは思わないけどな。ヨーロッパとは確かに全然違う競馬だけど、どっちのほうが落馬が多いとか、どっちのほうがケガをしやすいとか、そういうのは感じないですね。競馬が危ないのは、どこの国で乗っても一緒です。

──質問にもありますが、そもそもミルコ騎手は落馬が少ないですよね。

ミルコ 最後に大きいケガをしたのは、2005年の11月、ジャパンCの前日だったと思います(2005年11月26日・東京3R)。前にも話したけど、それでジャパンCのコスモバルクに乗れなくなってしまった(急きょボニヤ騎手に乗り替わり)。

──もう15年以上前ですね。長期間お休みするようなケガはそれっきり?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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