【チャンピオンズC予想】海外を経験し更にたくましくなった去年の覇者
昨年よりも有利な展開になりそう
枠順が発表されて、さらに難しい要素が加わった。ソダシの最内1番枠はどうなのだろう。揉まれたくはない。ブリンカーのカフェファラオは、最外枠で行きたがらないだろうか、など。
2連覇に期待して、チュウワウィザード(父キングカメハメハ)から入りたい。チャンピオンズC(旧ジャパンカップダート)を2勝したのは、カネヒキリ(05、08年)と、トランセンド(10、11年)だけ。トランセンドはその間にドバイWCの2着があり、さらに強くなっていた。
チュウワウィザードも中東遠征でドバイWCを2着し、一段とたくましいチャンピオンに成長している。今回は昨年以上に、差すこの馬には有利に運びそうな展開が考えられる。そんな組み合わせだ。
イトコの関係になるルヴァンスレーヴも、このGIを制している。そのルヴァンスレーヴは、種牡馬初年度の今春、社台スタリオンSの中で最多の223頭もの交配を記録する人気種牡馬となった。
このイトコ同士の2頭の祖母の父になるティンバーカントリーは、世界を代表する名牝系出身であり、ドバイミレニアム(名種牡馬となったドバウィの父)からすると、叔父にあたる。それも人気種牡馬となった一因だろう。
チュウワウィザードの母の父に登場するデュランダルは、マイルチャンピオンSを2連覇したことがある。得意な条件なら崩れない特徴は受け継がれているかもしれない。チュウワウィザードのベストに近いのがダート1800mだ。
目下のデキの良さと、中京のダート3戦3勝のコース適性を買ってオーヴェルニュ(父スマートファルコン)が相手本線。重馬場だったとはいえ、3走前の中京ダート1900m1分54秒7のコースレコードは価値がある。
ソダシ(父クロフネ)の最内1番枠は、うまくいけば最高の枠順だが、外から被されるような展開になると大きなマイナスになる。吉凶相反の枠順になった。どちらに賭けるかの決断しかない。クロフネと同じような快走か、それとも…、単複の売れ方もその通りになっている。
カフェファラオの最外枠は、内枠より死角は小さい。ブリンカーは装着していなかったが、5走前に中京1900mを15番枠で勝っている。
最ベテラン8歳のエアスピネル(父キングカメハメハ)は、同じキングカメハメハ産駒のダート巧者ホッコータルマエは極めてタフだった。この馬もまだ能力減はない。