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【チューリップ賞予想】近年大きく変化しているクラシック第一冠への道

  • 2022年03月04日(金) 18時00分

今年は桜花賞と結びつく可能性が非常に大きい


 クラシック第一冠の「桜花賞」「皐月賞」に挑戦するスケジュールは、近年大きく変化している。桜花賞の勝ち馬は目下5年連続して、つい最近まで王道ステップとされた「チューリップ賞」出走馬ではない。

 同じように最大のトライアルとされた日曜の「弥生賞」の出走馬は、もう11年も連続して皐月賞を勝っていない。この10年の勝ち馬のうち半数の5頭が2月の「共同通信杯」を好走して、そこから直行した馬となった。

 ただ、牝馬の桜花賞挑戦の日程も変化して出走レースを絞る手法が増えたが、勝ち馬に限定しなければ過去10年の桜花賞で馬券に関係した30頭中、6割の「18頭」がチューリップ賞出走馬になる。今年は桜花賞と大きく関係する阪神JF1600mの上位「1、3、4、7」着馬がチューリップ賞に出走する。桜花賞と結びつく可能性が非常に大きい。

 人気の中心だった阪神JFを出負けして0秒2差4着のナミュール(父ハービンジャー)の巻き返しに注目。母は、昨年の秋、歴史的な大仕事をしたマルシュロレーヌの姉。この姉妹の父は同じサンデーサイレンス系種牡馬なので、半姉ではない。

 この姉妹の祖母は1997年の桜花賞を4馬身差で勝ったキョウエイマーチであり、その代表産駒の1頭は2009年の皐月賞2着馬トライアンフマーチ。3歳春に快走している。

 いま甦った一族のナミュール。その8代母クインナルビー(1953年秋の天皇賞馬)は、オグリキャップの5代母でもある。

 阪神JFのナミュールは、中2週のきつい日程だったため、地元の関西に戻りながらマイナス10キロ(430キロ)。それも出負け、能力全開に影響したのだろう。今回も当日輸送ではあるが、440キロには戻っていて欲しい。2戦目の赤松賞(東京1600m)は、馬なりにも近い快勝で1分33秒8。楽々と上がり33秒0(最後推定11秒2)だった。

 クイーンCのプレサージュリフト。若駒Sのリューベック、京成杯2着ロジハービン(ともに弥生賞出走)。新潟2歳S2着のアライバルなど、ハービンジャーの当たり年でもある。

 ナミュールの最大の強敵になる2歳牝馬チャンピオンのサークルオブライフは、エピファネイア産駒で、もう定番のサンデーサイレンスの「4×3」。

 3代母は、米の歴史的名牝レディーズシークレット(マルシュロレーヌの勝ったBCディスタフなどG1を11勝)の半妹。1戦ごとにマイルの時計を短縮し、成長力をみせている。このあとは国枝厩舎なので栗東滞在と思われる。

 以下、ウォーターナビレラなど有力馬は多いが、穴馬はマイル向きジャマン(父リオンディーズ)。行きたい同型の先行馬は少ない。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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