スマートフォン版へ

【金鯱賞予想】新興勢力のジャックドールとレイパパレの対決に注目集まるが穴馬でランブリングアレーに焦点を当てる/倉本匠馬

  • 2022年03月11日(金) 18時00分

自分から動けるポジションに入れば一発の力を秘めていそうなランブリングアレー(c)netkeiba.com、撮影:小金井邦祥


展開予想
ミドルペース

《一言コメント》
ジャックドールやショウナンバルディなど典型的な逃げ馬が揃った上に、開幕週の馬場ですからかなりの縦長が見込まれるかなと。基本的には最低でも平均ペース以上は流れるでしょうし、後ろ過ぎるとキツい競馬になると見ています。もちろん、土日含めて当日の馬場状態には要注意で、トラックバイアスには気を付けた上で最終的な予想を組み立てたい。

各馬の並び
逃げ
ジャックドール
ショウナンバルディ

先行
ギベオン
シフルマン
レイパパレ

差し
アカイイト
アラタ
サンレイポケット
シャドウディーヴァ
ステラリア
ポタジェ
ランブリングアレー

追い込み
ソフトフルート

Vポジション候補
やや縦長気味の上に開幕週の馬場なので、
【先行馬と好位勢、4角6番手以内の馬】としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1ジャックドール
2レイパパレ
3ポタジェ
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.レイパパレ
展開◯ 馬場◯ コース◎
ここ2走は明確な敗因のあるレースでしたし、距離ベストで直線の長い中京ならば巻き返しの可能性は非常に高いでしょう。また、乗り慣れた川田騎手に戻る点も大幅プラスで、縦長の展開で好位から運べればかなり楽しめそうです。ここは春の大舞台に向けて良いレースを見せたいところで、内よりも外目の枠を引いた方が信頼度は上がりそうだ。

総合評価
B

2.ジャックドール
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は着差以上の走りでしたし、連勝中の走りを見ても決して重賞でも見劣らないかなと。また、ショウナンバルディをマークする展開もベストで、早目先頭でどこまで踏ん張れるかでしょうか。ここはレイパパレとの対決が素直に楽しみで、本命候補の1頭として取り上げておきます。

総合評価
B

3.サンレイポケット
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は勝ち馬に逃げ切りを食らう3着で、どのような相手関係でも常に上位に入る安定感は評価できるでしょう。ただ、今回は縦長と開幕週の馬場で、勝つまでのパンチ力までは微妙と見ています。ここは相手までの評価が妥当で、人気馬の中では最も印を落としたいところです。

総合評価
C

4.アカイイト
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走はさすがに好メンバー相手に屈する競馬でしたが、2走前の走りを見てもベストの距離と直線長めのコースならば巻き返しがありそうです。また、この馬を最も上手く扱える幸騎手の継続騎乗もプラスで、超積極的に動く競馬ならば侮れないでしょう。ここは相手に取り上げたいところで、2.3着候補には必ず含めたいです。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ランブリングアレー
展開◯ 馬場◯ コース◎
前走は勝ち馬にこそ屈する競馬でしたが、斤量55.5キロの条件の中で評価できる走りだったでしょう。また、直線の長いコースとの相性も悪くないですし、外目の枠を引いて自分から動けるポジションに入れば一発の力を秘めているはずです。ここは相手に必ず加えたいところで、馬券に絡めば高配当が期待できそうです。

総合評価
C

以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。展開面が結果に与える影響は限りなく大きそうであるがレイパパレVSジャックドールの取り扱いがかなりのポイントとなりそうで、人気馬の中でも明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択しておきたいところ。今週が開幕週なだけに馬場が不安定なのも事実で、土日のレースをしっかり見た上で最終的な予想を組み立てたいところである。2021年のGIは回収率150%と絶好調の結果を残すことが出来たので、今年の重賞についても3月からギアを上げて高配当を狙っていきたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、春の大舞台に向けて大切な重賞をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング