21年ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)、20年モズスーパーフレア(父スパイツタウン)、19年ミスターメロディ(父スキャットダディ)と、ストームキャットの血を引く馬が3連勝中の高松宮記念。登録馬でストームキャットの血を引くのは、エイティーンガール、キルロード、ダイアトニック、ファストフォース、レイハリア、ロータスランドの6頭。急坂コースのスプリント戦だから後駆のパワーも重要で、ダンジグをもつ馬(ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、レシステンシア、ミッキーアイル、ナックビーナス、ショウナンアンセム)とノーザンテーストをもつ馬(レシステンシア、レッツゴードンキ、インディチャンプ、ナックビーナス)の活躍が目立つのは順当といえる。(解説:望田潤)
エイティーンガール母母センターライジングは現フローラS勝ち。その母ダイナオレンジは新潟記念勝ち馬で子孫にダイワリベラルなどがいる。ヨハネスブルグ×アグネスタキオンはテンクウやアイアムハヤスギルなどと同じで、勝ち馬率も高く成功した配合だ。京阪杯1着が1:08.8(良)。キーンランドC1着が1:10.6(重)、同2着が1:09.1(良)、シルクロードS2着が1:09.0(良)。勝ち時計が1:08.5より速いと[0-0-1-7]。1分9秒ぐらいの決着なら差し込めるので、時計がかかる馬場になってほしい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
キルロードヤマノハヤブサの半弟で、母キルシュワッサーはJRA4勝(1000〜1400m)。さかのぼるとBCスプリントのダンシングスプリーなどが出る北米牝系。ロードカナロア×サクラバクシンオーはファストフォースやペプチドバンブーと同じ。番手でも勝っておりハナには拘らないが、短距離×短距離×短距離、スピード×スピード×スピードの配合だけに、ちょっと単調な脚質で追っての味はない。この相手に先行押し切りで挑むとなると、他も速いだけに…。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
クリノガウディークリノサンレオの半弟でクリノビスケットの甥でクリノクーニングのイトコ。母クリノビリオネアはJRA3勝。スクリーンヒーロー×ディアブロはグァンチャーレと同じで、