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【高松宮記念予想】ストームキャットの血が3連勝中 ダンジグ&テーストの急坂向きパワー優位

  • 2022年03月21日(月) 18時00分
21年ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)、20年モズスーパーフレア(父スパイツタウン)、19年ミスターメロディ(父スキャットダディ)と、ストームキャットの血を引く馬が3連勝中の高松宮記念。登録馬でストームキャットの血を引くのは、エイティーンガール、キルロード、ダイアトニック、ファストフォース、レイハリア、ロータスランドの6頭。急坂コースのスプリント戦だから後駆のパワーも重要で、ダンジグをもつ馬(ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、レシステンシア、ミッキーアイル、ナックビーナス、ショウナンアンセム)とノーザンテーストをもつ馬(レシステンシア、レッツゴードンキ、インディチャンプ、ナックビーナス)の活躍が目立つのは順当といえる。(解説:望田潤)


エイティーンガール
母母センターライジングは現フローラS勝ち。その母ダイナオレンジは新潟記念勝ち馬で子孫にダイワリベラルなどがいる。ヨハネスブルグ×アグネスタキオンはテンクウやアイアムハヤスギルなどと同じで、勝ち馬率も高く成功した配合だ。京阪杯1着が1:08.8(良)。キーンランドC1着が1:10.6(重)、同2着が1:09.1(良)、シルクロードS2着が1:09.0(良)。勝ち時計が1:08.5より速いと[0-0-1-7]。1分9秒ぐらいの決着なら差し込めるので、時計がかかる馬場になってほしい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

キルロード
ヤマノハヤブサの半弟で、母キルシュワッサーはJRA4勝(1000〜1400m)。さかのぼるとBCスプリントのダンシングスプリーなどが出る北米牝系。ロードカナロア×サクラバクシンオーはファストフォースやペプチドバンブーと同じ。番手でも勝っておりハナには拘らないが、短距離×短距離×短距離、スピード×スピード×スピードの配合だけに、ちょっと単調な脚質で追っての味はない。この相手に先行押し切りで挑むとなると、他も速いだけに…。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○

クリノガウディー
クリノサンレオの半弟でクリノビスケットの甥でクリノクーニングのイトコ。母クリノビリオネアはJRA3勝。スクリーンヒーロー×ディアブロはグァンチャーレと同じで、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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