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よりハイレベルなパフォーマンスが期待できそうなウインカーネリアン

  • 2022年08月15日(月) 18時00分

先週の血統ピックアップ


・8/14 関屋記念(GIII・新潟・芝1600m)

 2番手を追走したウインカーネリアンが直線でシュリを交わし、念願の重賞初制覇を果たしました。前後半800mずつのラップは、48秒4-44秒9。前に行った馬が圧倒的に有利な流れで、後方に控えた馬はノーチャンスでした。

 勝ったウインカーネリアンは、モーリスやゴールドアクターと同じスクリーンヒーロー産駒。同産駒は新潟芝1600mで連対率27.5%と優秀な成績を残しています。この数字は2012年以降、当コースで産駒が20走以上した66頭の種牡馬のなかで第2位。

 母コスモクリスタルは現役時代に4勝を挙げ、そのすべてがローカルの平坦芝でした。本馬は中山や阪神でも勝ち星を挙げており、芝マイル戦であればコースを問いませんが、平坦コースであればよりハイレベルなパフォーマンスが期待できるでしょう。

・8/14 小倉記念(GIII・小倉・芝2000m)

 好位のインを追走したマリアエレーナが直線入口で先頭に立ち、後続を5馬身引き離して圧勝しました。2020年以降、良馬場の芝重賞で後続に5馬身以上の差をつけて勝ったのは、バスラットレオンのニュージーランドトロフィー、タイトルホルダーの菊花賞、そして今回と、わずか3例しかありません。今回は経済コースを通れたこと、平坦の高速馬場への適性が高かったことが勝因ですが、馬自身も力をつけています。

 父クロフネは種牡馬として計17世代を送り出したのですが、マリアエレーナはその16世代目で、ソダシと同期です。この世代のクロフネ産駒はわずか28頭しかいません。ソダシもマリアエレーナも、馬主は金子真人ホールディングスです。金子真人さんはクロフネのオーナーでもありました。

 それどころか、母テンダリーヴォイス、2代母ミスアンコール、3代母ブロードアピール、母の父ディープインパクト、2代母の父キングカメハメハもお持ちでした。母テンダリーヴォイスの全弟ワグネリアンは日本ダービー馬で、もちろん金子真人ホールディングスの所有馬です。ただただ凄い、という感想しかありません。

今週の血統注目馬は?


・8/20 足立山特別(1勝クラス・小倉・芝2000m)

 小倉芝2000mと相性のいい種牡馬はモーリス。連対率29.6%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した55頭の種牡馬のなかで第2位という優秀な成績です。当レースにはアンフィニドールが登録しています。半年ぶりだった前走は、前走比プラス28kgの馬体重で4着。勝ち馬とはわずか0秒2差だったので上々の内容でした。一度叩いて順当に良化していれば楽しみです。

今週の血統Tips


 札幌記念は、夏のローカル期間中に組まれた唯一のGIIですから、夏競馬のメインレースともいえます。札幌競馬場で行われた直近の10年間で、最も多くの優勝馬を送り出した種牡馬はディープインパクト。ハープスター、ディサイファ、サングレーザーという3頭の勝ち馬だけでなく、2着馬3頭、3着馬1頭を出しています。安定の好成績です。

 2位はハービンジャー。ブラストワンピースとノームコアが勝ち、2着馬1頭、3着馬2頭。ディープインパクト産駒は今年、アイスバブル、グローリーヴェイズ、マカヒキと3頭が登録しています。一方、ハービンジャー産駒の登録はありません。ハービンジャーは現役時代、イギリスの芝12ハロン路線で実績を残した馬なので、洋芝は基本的に得意。札幌芝コースのなかでも、1800mの成績は抜群で、連対率24.0%という好成績です。

 札幌記念が行われる2000mが15.4%ですから、もし同レースの距離が1ハロン短ければ、さらに成績が向上していたと考えることも可能です。今週、札幌芝1800m戦はわずか1レース(土曜1R・2歳未勝利戦)しか組まれていません。もしハービンジャー産駒が出走してきたら注目してみたいところです。同産駒の札幌芝1800m2歳未勝利戦の成績は、勝率20.8%、連対率37.5%、複勝率50.0%と抜群です。

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netkeibaでもおなじみの血統評論家・栗山求氏が血統の面白さを初心者にもわかりやすくレクチャー。前週の振り返りや、週末行われるレースの血統的推し馬、豆知識などを通して解説していきます。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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