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【札幌記念予想】GI馬が集結、どのような戦法でくるか

  • 2022年08月19日(金) 18時00分

一瞬たりとも目が離せないレース


 札幌記念はパンサラッサとジャックドールが内枠で隣同士ということになった。スタートから一瞬たりとも目が離せないレースになりそうだ。

 枠なりということもあってパンサラッサがハナを奪うのではないだろうか。強い逃げを打って相手を潰すタイプ、宝塚記念は最後止まったが、1ハロン短縮と直線平坦で今回はもっと粘れるはず。

 ジャックドールはどうするか難しい立場だ。離れた2番手になるとパンサラッサが残ってしまうかもしれないし、プレッシャーをかけにいくと自分も消耗する。藤岡佑介騎手は前に行く馬、内枠の馬に強い騎手だと思うので、どのような戦法でくるか興味深い。

 ソダシはその後ろということになるが他にも好位を志望する馬はいるだろうから、あまり番手を下げないようにしたい。溜めてはじけるというタイプではないので、それなりの位置は必要だ。

 火曜のコラムで内枠差し馬に注目という話を書いたが、その線で選ぶとグローリーヴェイズだろうか。さすがにマカヒキでは厳しいだろう。グローリーヴェイズはスタミナの余裕もあるし、消耗戦になって前が止まる展開なら代わって進出してくる。

 ユーバーレーベンもスタミナに余裕のある差し馬。いまの馬場状態も合っていそう。今回は逃げ先行タイプのほうが人気なので、この馬まで届いてくるような展開だと好配当も期待できる。

 ウインマリリンは牡馬相手に別定GIIを2勝している点を評価したい。ソダシのひとつ内に入ったが、枠なりにソダシを自分より後ろに置ければチャンスが広がる。

 複穴で注目しているのがレッドガラン。距離がもつタイプのロードカナロア産駒はこのコースでよく走っている。パンサラッサは人気でケイデンスコールは距離が微妙なので、残るはこの馬ということになる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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