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【AR共和国杯】今やJRAで屈指のステイヤー種牡馬と言っても過言ではない晩年のキングカメハメハ

  • 2022年11月02日(水) 18時00分

今年のキングカメハメハ産駒の平均勝利距離は、スタミナ色の強いハービンジャー産駒の1886mやゴールドシップ産駒の2029mを大きく上回る断トツの…


 今の東京芝の重賞オープン競走を検討する上で、いつ何時も常に念頭に置くべきなのは差し追い込み有利の傾向です。

 ただし、それが第一のポイントだとしても、毎回毎回重複してテーマとして取り上げるワケにはいかないだけで、それに全く触れないケースでも以下のことは常に大前提となるポイントとして理解してもらえればと思います。

「20年秋を境に東京芝コースでは内有利の馬場バイアスがほぼ消滅して、なおかつ一にも二にも末脚がモノを言う馬場(差し有利傾向)へと化しているのが最新トレンド」

→「実際に東京芝コースで内有利の馬場バイアスが発生した日は、18年には年間を通して計8日間で、19年には年間を通して計10日間で、20年前半(冬&春開催)では計7日間ありましたが、20年後半(秋開催)から先週までの2年間強では僅か2日間のみと急激に減少」

→「下級条件戦よりも上級条件戦の方が、レースにおける末脚の比重が高まるので差しが決まり易いというのが通例ですので、その上級条件戦の最高峰に位置する重賞レースではことさら顕著な差し有利傾向が発生」

→「実際に20年秋以降の古馬(3歳上&4歳上)の重賞レース30戦で逃げて馬券内に残ったのは僅か2頭のみで、逆に9人気以下の人気薄ながらも馬券内に食い込んだ9頭中8頭は道中二桁通過順位の追い込み馬」

→「つい先週の天皇賞秋ではパンサラッサが逃げて2着に激走したばかりですが、そういうあまりにイレギュラーな競馬や極端に恵まれる競馬でない限り、逃げ競馬の残り目は至難の業となっており、先行競馬で好走するのも能力上位馬ばかりなのに対して、逆に追い込み競馬ならば能力序列を覆して能力下位馬でも一発激走が可能」

 その上で、今回のアルゼンチン共和国杯で第二のポイントになるのが、

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ライブドア競馬ブログアクセスランキングで1万ブログ中1位に輝いた実績もある人気ブロガー。独自レースレベル判定にもとづき、世間で過小評価されている“妙味馬”を見つけることに定評あり。すべてのレースの映像をチェックし、配当妙味のある馬を狙うという予想スタイル。各馬固有(厩舎や騎手など人も含む)のプロファイリングポイントに基づいた、激走タイミングにある狙い馬を発掘。馬券に役立つ情報を提供していきます。

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