【ターコイズS予想】当日は雨予報 渋いベテランが台頭するか
善戦した素質がそろそろ全開するはず
重賞に昇格する以前のオープン特別時代を含めて過去10年、連対馬20頭中18頭までを若い「3-4歳馬」が占めている。この時期だから当然か。
5歳以上馬は明らかに分が悪いが、今季はそう高速馬場でもない。また土曜は雨予報。少しタフなコンディションになると、渋いベテランの台頭がありえる。
5歳ミスニューヨーク(父キングズベスト)から入りたい。稍重の昨年、今年と同じM.デムーロ騎手が騎乗し、勝ちタイムは1分32秒8。最後方追走から直線大外一気の強襲を決めている。この牝馬、全5勝中の4勝が稍重と重馬場。持ち時計はあっても、少し渋った馬場を歓迎する。半兄メイショウオーパス(父メイショウボーラー)も、ダートで3勝のほか、芝での2勝のうち1勝は不良馬場だった。前走の京成杯AHを0秒1差の4着に惜敗したあと、ここに狙いを定めたローテーションも魅力だ。
相手の主力は若いグループ。4歳アナザーリリック(父リオンディーズ)は、いつも間隔を空けながらの出走。意欲的に追って、こんな短い間隔で出走できるのは初めてのこと。3歳の春、わずか3戦のキャリアで挑戦したNHKマイルCを1分32秒4で善戦した素質がそろそろ全開するはずだ。
好枠を引き当てたママコチャ(父クロフネ)は4歳ソダシの全妹。目下3連勝中の勢いがある。初の中山がカギになるが、初オープンのここで結果が出せるようなら、4歳になる来季は全姉ソダシとの対戦も夢ではなくなる。
4歳ウインシャーロット(父スクリーンヒーロー)は、3歳以降【5-5-1-0】。前走、初オープンのオーロCを勝っているから目下の充実は本物。先行型だけに外枠は有利ではないが、前回は一旦下げてスパートする自在性を見せた。
連穴には、この中間の動き一変のシャーレイポピー。同じく直前の動きが光ったスカイグルーヴ、内枠のフラーズダルムを加えたい。