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【ターコイズS予想】当日は雨予報 渋いベテランが台頭するか

  • 2022年12月16日(金) 18時00分

善戦した素質がそろそろ全開するはず


 重賞に昇格する以前のオープン特別時代を含めて過去10年、連対馬20頭中18頭までを若い「3-4歳馬」が占めている。この時期だから当然か。
 
5歳以上馬は明らかに分が悪いが、今季はそう高速馬場でもない。また土曜は雨予報。少しタフなコンディションになると、渋いベテランの台頭がありえる。

 5歳ミスニューヨーク(父キングズベスト)から入りたい。稍重の昨年、今年と同じM.デムーロ騎手が騎乗し、勝ちタイムは1分32秒8。最後方追走から直線大外一気の強襲を決めている。この牝馬、全5勝中の4勝が稍重と重馬場。持ち時計はあっても、少し渋った馬場を歓迎する。半兄メイショウオーパス(父メイショウボーラー)も、ダートで3勝のほか、芝での2勝のうち1勝は不良馬場だった。前走の京成杯AHを0秒1差の4着に惜敗したあと、ここに狙いを定めたローテーションも魅力だ。

 相手の主力は若いグループ。4歳アナザーリリック(父リオンディーズ)は、いつも間隔を空けながらの出走。意欲的に追って、こんな短い間隔で出走できるのは初めてのこと。3歳の春、わずか3戦のキャリアで挑戦したNHKマイルCを1分32秒4で善戦した素質がそろそろ全開するはずだ。

 好枠を引き当てたママコチャ(父クロフネ)は4歳ソダシの全妹。目下3連勝中の勢いがある。初の中山がカギになるが、初オープンのここで結果が出せるようなら、4歳になる来季は全姉ソダシとの対戦も夢ではなくなる。

 4歳ウインシャーロット(父スクリーンヒーロー)は、3歳以降【5-5-1-0】。前走、初オープンのオーロCを勝っているから目下の充実は本物。先行型だけに外枠は有利ではないが、前回は一旦下げてスパートする自在性を見せた。

 連穴には、この中間の動き一変のシャーレイポピー。同じく直前の動きが光ったスカイグルーヴ、内枠のフラーズダルムを加えたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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