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【フェブラリーS予想】変化を感じる中でも王道を選ぶ方が的中に近づけるレモンポップ/nige

  • 2023年02月17日(金) 18時00分

王道路線で結果を出したことは大きな価値がある(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 毎年言っているがフェブラリーSは、若い馬(4歳・5歳)が有利なレース。東京ダート1600mは、トップスピードの速さが活きる舞台で年齢を重ねるとスピードの対応が難しくなる。パワーや器用さでカバーできる地方交流重賞で勝てていても、東京ダート1600mで行われるダート界最高峰レースでは、スピード対応を他の適性でカバーしきれずに勝つことが難しくなってくる。

 ただ、今年はタイトルにも書いた「変化」を大きく感じる年。変化の原因は『サウジカップ』。総賞金2000万ドル、1着賞金1000万ドル(約13億円)。5着賞金でも100万ドル(約1億3000万円)なのでフェブラリーS1着賞金(1億2000万円)とほぼ同じ。ダート1800mで行われるので、チャンピオンズカップの1着ジュンライトボルト、2着クラウンプライドが参戦。それに加えて、フェブラリーS2連覇中のカフェファラオまでがサウジカップを選択。実施時期が、今のままでいいのかと考えさせられる状況になっている。

「全日本的なダート競走の体系整備」が行われることになりダート種牡馬の価値が上がると言っても、チャンピオンズカップ・フェブラリーSをすでに勝っている馬が複数回勝ったところで価値はほぼ同じ。それを考えたらもっと賞金を稼げる可能性があり、勝ったらダート種牡馬の中から少し抜けた種牡馬となれるチャンスまであるサウジカップ。必然的なレース選択だ。

 それでも数少ない国内ダートGI。フェブラリーSに必要な「格」がある王道の馬がいるなら、その馬を選ぶべきレース。フェブラリーSへの王道は、前年東京1600m重賞勝ちがあり前走でチャンピオンズカップで負けた馬(理想は一桁着順)、前走東海S・根岸Sの勝ち馬。

 過去10年でこの条件に該当しなかったのは故障して直近の着順が悪かったが実は世代最強で、その後連覇するコパノリッキーだけ。今年の出走馬で、この条件に該当するのは「レモンポップ」だけ。例年より格のある馬が少ない年に、フェブラリーSに向けての王道路線で結果を出したことは大きな価値がある。

 格として他を挙げるとしたら「ショウナンナデシコ」。牝馬限定の地方交流重賞で3着が3戦続いて、東京大賞典6着。近走内容を見ると物足りない結果に見えるが、かしわ記念1着の「マイルJpnI勝利」の価値は大きい。このかしわ記念を超えるパフォーマンスで走れる馬が何頭いるのかと考えたら少ない。過小評価された人気なら買う価値は十分ある。

 例年と違う変化を感じるフェブラリーS。馬券圏内に来れそうな馬が多く見えるが、能力・適性を考えると買える馬は絞れてくる。少しでも参考になるように最終予想では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載。枠順・馬場状態が重要なレースでもあるので、最終結論に注目して下さい。



■プロフィール
nige(にげ)
 SEの仕事を辞して、2014年より「ダート馬券師兼馬券ヘルパー」として活動中。地方競馬を含めてダート競馬全般を得意としており、的確な分析には定評がある。過去の実績から、コース形態・馬場・展開・力関係など総合的に判断して、レース条件に合う適正な馬を選択するシンプルなスタイル。元サラリーマンなだけに、無理な穴狙いはせず、現実的に買えるように点数が少なくなることを意識して買い目を提供。ブログ「スマートボーイのように逃げたい…」随時更新中。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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