▲昨年はディープボンドが優勝(c)netkeiba.com
阪神大賞典が行われる阪神芝3000mは特殊なコース設定。馬場状態は毎年異なるが、脚質のバイアスは毎年ほぼ同じ。
阪神大賞典は2015年以降、8回のうち6回をトラックバイアス「差し有利」になる。
馬場コンディションは「稍重い」の年が4回。「標準」の年が1回。「稍軽い」の年が3回。様々な馬場コンディションで行われているにもかかわらず、安定して末脚が要求されるレース傾向だ。
2015年以降の勝ち馬は全て上がり3位以内。そのうち7頭が上がり1位。
距離が長いことによって前半のペースが緩くなりやすいにもかかわらず、後方からも届いている。
最後の直線では確実に伸びる必要があるため、前半に脚を使ってしまうと損。位置取りは関係なく、2周目の3コーナーまでは後ろにいればいるほど有利と言っても過言ではない。後方待機馬を狙いたい。
サンレイポケットは近走でも常に後方から堅実な内容では走れているが、やや足りない内容続き。
▲注目のサンレイポケット(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
オープン入り後は直線が長い2000m付近のレースばかりを使われてきた馬だが、元々準オープンを勝ち上がったのは極端に重い馬場コンディションの2400m。本質的に軽めの馬場コンディションで直線が長いコースで速い上がりを問われるのは不向きだっただろう。
重賞で直線が短いコースには3回しか出走していないが、いずれも内容は悪くない。
今回は直線が短いコースの長距離。今週は不安定な天気予報となっており、馬場コンディションの悪化も考えられる。
レース傾向には適した馬だけに、見限れない。
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