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【善臣騎手→競馬ファンの皆様へ(前編)】「転職すべき?」「あがり症を克服したい」「子供が永遠に〇〇する問題」相談役がズバッと解決!

  • 2023年06月26日(月) 18時01分
soudanyaku

▲気になる相談役の回答は?(撮影:下野雄規)


JRAが誇る最年長ジョッキーで、日本騎手クラブの“相談役”を務める柴田善臣騎手。ファンからも競馬関係者からも信頼の厚い善臣騎手が“相談役”として、皆様のお悩みや質問に、自らの体験談を織り交ぜながら答えていくリレーコラムです。

今回は、netkeiba公式インスタグラムにて募集した、ファンの皆様からのご相談への回答編です。何を隠そう相談役は、この企画を通じてファンの皆様と交流できることをとても楽しみにしていました。人生経験豊富な相談役のアドバイスを、ぜひ皆様の人生の参考になさってください。

(構成=netkeiba編集部)

Q.善臣先生は長きに渡りお馬さんに乗り続け、更に結果を出し続け、その継続する力は私にとって尊敬や学びの存在であります。自分は学生の時からなんでも中途半端に諦めたりやめてしまい、未だに趣味も特技も何も楽しめるものがありません。善臣先生のように長く続けて極める精神はどのような感じで持ち続けているのか教えていただきたいです!!


相談役 考えたことないなぁ。なんで自分が長く馬乗りを続けているのかと言えば、それは好きだから。馬のことを考えて、乗るのが好きなだけなんだよね。逆に言えば質問者の方が「いまだに趣味も特技も楽しめない」というのは、まだ本当に好きなことに出会っていないだけなんじゃないかと思う。だから色んなことに手を出したり、足を突っ込んでみたらいいんじゃないかな。

 結果、それらにすぐ飽きたとしても何の問題もないと思う。俺だって色んな趣味に手を出してきたけど、今は犬と車とお酒くらいだもん。鷹はもう飼ってないし、釣りもあんまり。でも、それでいいんじゃない? 本当に好きなものに出会えさえすれば、勝手に続くと思うな。

Q.新卒で就職したのですが、その会社では成長できる気がせず、転職を考えています。好きなことややり甲斐を求めて転職をするか、今の会社でスキルを身に付けて安定した職業に転職をするか迷っています。人生の大ベテランである善臣先生にご教示頂きたいです。


相談役 文面を見ると、まだ就職して間もないのかな? であれば転職を考えるのは早すぎると思う。自分で「今の会社でスキルを身につけて」と言ってるのだから、その会社にいることで学べることがまだあるんだよね?

 そして質問者の方が新卒であるなら、あなたよりも会社の方が社会的な信用だったり、経験値があるわけだ。にもかかわらず「成長できる気がしない」と判断するのは早すぎるし、「やり甲斐」を求めるにしても、もっと自分自身が色々なことを学んでから行動した方がいいんじゃないかと思います。

Q.初対面の人と喋る時いつも緊張して上手く喋る事ができなくなってしまい自分の伝えたい事が伝えられなくなってしまいます。どうすれば初対面の人に自分が言いたいことをしっかりと伝えられるようになりますか?

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1966年7月30日、青森県生まれ。元調教師の柴田政見、柴田政人、元騎手の柴田利秋が叔父にいる競馬一家。1985年にデビュー。同期は須貝尚介、武藤善則、石橋守ら。JRA騎手としては初となる黄綬褒章を受賞。1993年、ヤマニンゼファーで安田記念を勝利しGI初制覇。2005年から2010年まで日本騎手クラブの会長を務め、退任とともに相談役に就任。勝つごとにJRAにおける最年長勝利記録が更新されていくレジェンド。

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