有馬記念勝ち馬を出した種牡馬の産駒に注目
「有馬記念と中山金杯は同じ種牡馬の産駒。似たような血統馬が連続して馬券になる」
毎年、毎年、この血統馬券格言が当コラムの新年のご挨拶がわりになっています。
路盤によって有利な血統傾向は変わる。という血統ビームの概念を信じている人ならば、あたりまえの話です。有馬記念も中山金杯も同じような路盤で行われるのですから。この現象は20年以上続いています。
2001年は8人気のカリスマサンオペラが1着。10人気のクラフトマンシップが2着。11人気のシンボリオレゴンが3着。いずれも父大系統ノーザンダンサー系の上位独占で大波乱。このレースは当時公開していた予想でも大本線で的中しました。
その前年2000年の有馬記念も父ノーザンダンサー系が1-3着を独占。有馬記念の勝ち馬テイエムオペラオーと中山金杯の勝ち馬はどちらも父がオペラハウス。
昨年(2023年)の中山金杯の勝ち馬は、ラーグルフ。父モーリスはロベルト系。22年末の有馬記念は2着から5着がすべてロベルトの血を持つ馬(勝ち馬イクイノックスは適性関係なし。天才は例外)。
今年の中山金杯も昨年末の中山芝GIをおさらいすることから始めましょう。昨年末の当コラムでは、トニービンの血を持つ馬が例年以上に走ることを指摘。なかでもハーツクライの血を持つ馬を推奨しました。
昨年末の路盤特性と、レース前にトニービン、ハーツクライが走りやすくなることを予測できた理由は、有馬記念とホープフルSのコラムに詳しいので、当時のコラムを改めてご確認ください。
【有馬記念予想】今年の有馬記念は例年とは傾向がズレる可能性【ホープフルS予想】異例のトニービン馬場で行われるホープフルS そして結果はご存じの通り。レース前のコラムで書いたとおりの路盤と血統傾向になり、有馬記念はハーツクライ産駒のドウデュースが優勝。続くホープフルSも父父ハーツクライのレガレイラが優勝しました。
20年以上続く、有馬記念と中山金杯の関連性を知っている。そして信じる血統馬券ファンなら、今年の中山金杯の注目血統は、当然ハーツクライでしょう。
中山金杯に出走予定のハーツクライ産駒はボーンディスウェイ、マテンロウレオ、カテドラル。最終見解、予想は馬券バイブルで公開します。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の中山金杯予想はレース当日までに予想バイブルで公開!