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【ユーザー質問】“美食家・小牧太”は回る派! 食通が唸った全国の回転寿司を大放出

  • 2024年02月06日(火) 18時01分
太論

▲回らないお寿司屋さんで「なんでこんなに高いんやろ…」と思うこともしばしば(撮影:桂伸也)


先週のフチサンメルチャンは、ゲートのタイミングが合わず、11着という結果に。次は芝1200mを見据えているということで、ひと叩き効果も含め、改めて期待です!

今週のユーザー質問はふたつ。「回るお寿司と回らないお寿司、値段ほど差はある!?」というテーマで話が展開するなか、食通の小牧騎手も大満足の美味しい回転寿司屋を大放出!

(取材・文=不破由妃子)

減量をしているから、美味しいモノしか食べたくない!


──有田特別のフチサンメルチャンは11着。スタートのタイミングが合いませんでしたね。

小牧 最近、スタートが上手いこといかんね。ゲートのなかでジッとしていないでしょう。具合自体はすごくよかったし、行きっぷりもよかったんやけどなぁ。

──結果は残念でしたが、もともと使いつつよくなるタイプですから。

小牧 そうやね。あとは、使いたいレースを使えるかどうか。登録しても、入るか入らないかわからんから。次は芝の1200mを使ってみてもいいかなと思ってるんやけどね。折り合いが付き始めて、終い伸びるようになったから。

──ワンダーブレットで小倉に行った際は、真っ直ぐ帰ってきたとおっしゃっていましたが、今回は美味しいものを食べてきましたか?

小牧 うん。魚が旨い行きつけのお店に行きました。泊まっていこうかなぁとちょっと思ったんやけど、週末のホテルは高い(苦笑)。帰ったほうがいいなと思って、その日のうちに帰ってきましたわ。

──そうでしたか。そういえば、ガンバルフトシが帰厩しましたね。ダイエットは成功しました?

小牧 まだ馬自体を見てないねん。明日以降やね。ただ、放牧先でかなり乗り込んだらしいから、前よりは絞れてるんちゃうかな。グランディーヴァは、なかなか時計が詰まってこないなぁ。牧場の人いわく、「伊藤さんの3頭(ガンバルフトシ、ヤルキゲンキフトシ、グランディーヴァ)のなかでは一番いい」ということなんやけど、まだ何とも言えんね。

──牧場の方の評価を信じたい! では、ユーザーからの質問を2つほど。「お寿司が大好きでよく食べに行くのですが、回るお寿司屋さんと回らないお寿司屋さんを比べたとき、値段の違いほど味の違いを感じられません。僕がバカ舌なだけ? 食通の小牧さんはどう思われますか?」。

小牧 最近、回らないお寿司屋さんはあんまり行かんねぇ。高いところはホンマに高い。最近は回転寿司でも美味しいお店があるから、質問をくれた人と同じで「なんでこんなに高いんやろ…」と思うもん(笑)。小倉にある有名なお寿司屋さんなんて、ひとり6万円くらいするらしいよ。

──6万‼ それはまた…。

小牧 僕は行ったことがないんやけど、全国から板前さんが食べにくるくらい有名なお店らしい。そりゃあ美味しいんやろうけど、僕はやっぱり自分でお店を見つけるのが楽しい。さっき話した小倉の行きつけのお店も、お寿司屋さんではないけど魚が本当に美味しくて、もう25年くらい通ってるからね。

──小牧さんは、美味しいお店を見つけるのが得意。舌が肥えているのは間違いない。

小牧 気になったお店はどこでも入る(笑)。それに、減量をしているから、美味しいものしか食べたくないねん。マズいものを食べて太るなんて、もったいなくてしょうがない。

──なるほど。説得力がありすぎる。

小牧 さっきも言ったけど、最近は回転寿司でも十分美味しい。唐戸市場のなかにある『からと市場寿司』っていう回転寿司とか、むっちゃ美味しいよ。土日とかすごい人気で、以前は並んででも食べてたんやけど、並んでいるときによう声を掛けられるようになって。最近はなんか並ばれへんようになった(苦笑)。

──確かにちょっと気まずいですよね(笑)。ほかでオススメのお店はありますか?

小牧 あるよ。『金沢まいもん寿司』っていう回転寿司知ってる?

──いえ、初めて聞きました。

小牧 たぶん全国にあるんやけど、金沢から魚を直送しているお店で、ここも本当に美味しい! 回らないお寿司屋さんと変わらへんわ。滋賀ではね、『なごやか亭』という回転寿司に行きます。ワンランク上の回転寿司でちょっと高めやけど、そこも美味しいわ。

──小牧さんオススメのお店は全部行きたい! 続いての質問です。「京成杯を勝ったダノンデサイルがレース中にボロをしていて話題になりましたが、ジョッキーからすると珍しいことではないのでしょうか? パドックや返し馬でボロをしている馬はたくさんいますが、馬の走りや精神状態に関係してきますか?」。

小牧 いや、レース中にボロをしている馬は見たことがないなぁ。珍しいと思うよ。あのスピードのなかでできるということは、余裕があるんやろうね。

──質問にもあるように、パドックや返し馬では、動きながらしている馬はたくさんいますけどね。

小牧 止まってする馬と止まらないでする馬がいるよ。だいたい競走馬は止まらないでするように教えているけどね。止まりそうになると、止まっちゃダメだよって。精神状態でいうと、イレ込んでいる馬のほうがボロをすると思う。人間も緊張したらお腹が痛くなる人がおるやん。それと一緒だと思うよ。だからといって、走らないかというとそんなことはない。僕自身、自分が乗る馬がパドックでボロをしたかどうかなんて、気にしたことがないからね。

(文中敬称略)
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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