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【庄野靖志調教師】桜の舞台を見据えて…“リチャードの仔”スウィープフィートと挑むチューリップ賞

  • 2024年02月25日(日) 18時02分
今週のFace

▲チューリップ賞にスウィープフィートを送り出す庄野靖志調教師(c)netkeiba


2歳秋、驚異の末脚で差して白菊賞2着だったスウィープフィート。その後、阪神JF7着を挟んでエルフィンSでは2着と力は見せつつも、牝馬クラシックを前に賞金加算をしたいところです。

そうした中、陣営がこの春に選んだのはチューリップ賞。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられるとあって、「何とか権利を取って、桜花賞に行きたい」と庄野靖志調教師は意気込みます。新パートナー・武豊騎手を背に行われた1週前追い切りの感触など、庄野調教師に伺いました。

(取材・構成:大恵陽子)

「良さそうでしたよ」武豊騎手の感触


──2月21日に朝一番の坂路で1週前追い切りが行われました。騎乗した武豊騎手からはどんな話がありましたか?

庄野「良さそうでしたよ」と。口向きがちょっと難しいところがあるので、その確認もしてもらいたかったんですけど、「そんなに難しいほどでもないです」と武豊騎手は言っていました。そのあたりは感触を掴んでもらえたかな、と思います。

──全体時計53秒6で、ラスト1ハロン11秒9と、しっかり時計も出ていました。

庄野 予定よりはちょっと速かったですけど、無理なく出た時計です。

──昨秋の白菊賞2着がすごい末脚だっただけに、またあの脚を見たいです。

庄野 最後まで脚を伸ばしてはいるんですけどね。ゲートの中でそわそわするので、タイミングが合えば、と思いますし、この中間も含めてゲート練習はずっとしています。前走は上手くタイミングは合っていないんですけど、それでもあのくらいゲートを出てくれれば、いい位置で競馬ができるかなと思います。


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▲白菊賞のような末脚を期待したい(写真右)(c)netkeiba


──近走を振り返ると、道中で気持ちが前に出てしまう面も見られました。

庄野 前走(エルフィンS2着)だけで言うと、前に壁を作ることができなかったですし、常にファイトしている感じもありました。マイルでも少し息が入る瞬間を作ってあげたら、しまいは必ず伸びてくると思います。

スワーヴリチャード産駒は「距離適性も馬格もいろんなタイプがいる」


──スウィープフィートの父は現役時代に庄野調教師が手がけたスワーヴリチャード。現3歳世代の初年度産駒が大活躍です。

庄野 産駒たちは2歳時に数多く勝っていましたし、順調に2歳のうちにデビューできる馬も多かった印象です。そこからGIや重賞を勝てる馬も出てきてくれて、楽しみですよね。

──スワーヴリチャードはハーツクライ産駒。日本ダービー2着から4歳で大阪杯、5歳でジャパンCと古馬になってGI制覇を果たしました。

庄野 ハーツクライなので、「ちょっと(成長が)遅めかな」というイメージを持たれがちなんですけど、子供たちは早くからデビューできていますし、スワーヴリチャード自身も2歳9月の阪神でデビューして、3歳2月に共同通信杯も勝っています。古馬になって大阪杯とジャパンCを勝って、息の長い活躍をしてくれました。種馬としてすごく優秀ですよね。

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▲スウィープフィートの父で2019年ジャパンCなどを制したスワーヴリチャード(撮影:下野雄規)


──産駒はどういった特徴がありますか?

庄野 リチャードの仔を見ていると、いろんなタイプがいると感じます。距離適性や馬格などいろんなタイプが出てきていて、いい意味でバラつきがあるのかな、と思います。母親の特徴もあるでしょうから、様々なタイプの産駒が出てきてくれたら、種付けする側も楽しみがあっていいんじゃないかなと思います。これから産駒がたくさんレースに出てくれば、産駒の適性はまた違った方に出るかもしれないですし、まだまだ今からです。

──スウィープフィートがその代表産駒となるよう、次走のチューリップ賞、そしてその先も期待しています。最後に意気込みをお願いします。

庄野 ぜひ、何とか権利を取って桜花賞までは進めたいなと思います。その先についても、距離についてはまだ分からないですけど、いろんな選択肢があるでしょうから、まずはここでしっかりと権利を取ってほしいです。

(文中敬称略)

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ジョッキーや調教師など、毎週“旬”な競馬関係者にインタビュー。netkeiba特派員がジョッキーや調教師、厩舎スタッフなど、いま最も旬な競馬関係者を直撃。ホースマンの勝負師としての信念から、人気ジョッキーのプライベートまで、ここだけで見せてくれる素顔をお届けします!

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