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【池添謙一騎手】悲願の兄弟GI制覇へ! 重賞3勝をともに挙げる相棒・プラダリアと大阪杯に挑む

  • 2024年03月24日(日) 18時01分
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▲兄弟GI制覇に向けて池添騎手が意気込みを語る!(撮影:下野雄規)


池添謙一騎手・池添学調教師の兄弟タッグがプラダリアで大阪杯制覇に臨みます。「弟が調教師になって、兄弟GI制覇という僕の夢が一つ増えた」という池添騎手。大阪杯前夜にはドバイでチャンスもありましたが、悩んだ末、大阪杯への騎乗を決断するほど兄弟GI制覇への情熱を燃やします。

「これならもう1回GIに挑んでいけるのでは」と前走で感じた手応えなど、大阪杯に向けて池添騎手に伺いました。
(取材・構成:大恵陽子)

1週前追い切りは「見た目は良くないけど、しまいがめちゃくちゃ動いて」


──京都記念おめでとうございます。

池添 ありがとうございます。パドックから返し馬、ゲート裏での雰囲気がすごく落ち着いていましたし、スタートもしっかり出てくれて、1コーナーに入る時にこちらが動かさなくても自然といいポジションを取れました。向正面もいい形で手応え良く追走できましたし、直線も自分のタイミングで追ったらしっかり反応してくれました。最後は2着馬に差を詰められかけましたけど、それ以上は寄せつけなかったので、満点の内容だったんじゃないかなと思います。

──レース後には「この感じだと、もう一度GIに臨んでいけるのでは」とコメントされていました。

池添 すごくいい内容の勝ちっぷりだったので、これならもう1回挑んでいけるんではないかな、と思える内容でした。

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▲「京都記念をいい内容で勝ち、GIに再度挑めるのではと感じた」(c)netkeiba


──netkeibaTV「謙聞録」で兄弟対談をした時の話では、デビュー前からかなり期待もしていたようですね。

池添 デビュー前に初めて乗った時に「いい馬だな」と感じて、新馬戦の前からすごく期待していました。初めて乗った時は血統も何も聞いていない状態で角馬場とゲート練習に乗ったんですけど、フットワークがすごく軽くて「たぶんディープインパクト産駒じゃないかな」と思ったら、本当にディープ産駒でした。

謙聞録【#143】池添兄弟のメディア初対談が実現! プラダリアで“初ものづくし”のダービーVへ!/池添謙一&池添学

──基本的にはずっと池添騎手が乗っていることからも、期待の高さを感じます。


池添 GIIは3勝しているんですけど、GIだと現状では跳ね返される形になっていて、もう一つ壁を乗り越えなきゃいけないとは思うんですけど、素質のある馬ですし、GIを獲りたいと期待している馬です。

──3歳の頃はまだ緩さもあったとのことですが、その後の成長過程はどうですか?

池添 体はしっかりしてきました。緩さはあまり感じなくなってきて、体の面では充実期に入っているのかなと思います。

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▲池添騎手とのコンビでGIIを3勝。相棒の成長に目を細める(写真は青葉賞優勝時、撮影:下野雄規)


──調教での動きがレースに直結するタイプとのことですが、最近の動きはどうですか?

池添 2週前追い切りはサーッと行い、1週前追い切りは併せ馬でしっかりやりました。遅れたので見た目は良くないですけど、この馬としてはしまいがめちゃくちゃ動いていて、フットワークの雰囲気はすごく良かったです。2週前追い切りをやった分、1週前もさらに良くなっていいフォームで走れていて、当週はまたさらに状態が上がってくるんじゃないかなと思います。

ドバイを断っての大阪杯。「僕は国内に残るって決めたのに、弟は(笑)」


──弟の池添調教師とはどんな会話を交わしていますか?

池添 いまの状態であったり、それくらいです。いつも交わす言葉は「いい感じできている」とか、軽い会話ですね。

──プロ同士、兄弟同士、それで十分通じ合うんですね。池添騎手は一昨年に大きな怪我をされましたが、復帰週での重賞騎乗がプラダリアの京都記念(3着)。その意味でも、特別な馬なのかなと感じています。

池添 日経新春杯を使った後、次走は京都記念と聞いていたので、それだったらこの馬に合わせて復帰したいなと思っていました。

──復帰への一つのモチベーションに?

池添 そうですね。僕にとっても思い入れが強い馬ではあります。

──さて、大阪杯は阪神の内回りコースとなります。近走は前のポジションを取れていますが、ニュートラルに前付けできていますか?

池添 最初の頃はちょっと促さないといいポジションを取れなかったんですけど、前走は自然に取れたポジションだったので「これはいいな」と思いました。阪神の芝2000mは最初のコーナーまでが短くて、1コーナーの入りがすごく大事になります。前走の1コーナーへの入り方はすごく良かったなと思います。

──初の兄弟GI制覇に向けて、期待が高まります。

池添 実は、同じ週のドバイで乗るチャンスもあったんです。海外で乗るのはめちゃくちゃ好きですし、憧れで、ドバイゴールデンシャヒーンのドンフランキーへの騎乗をオーナーからお声掛けいただきました。でも、今回に関しては兄弟GI制覇のチャンスがあるのでオーナーにお願いして、プラダリアに乗ることを決めました。

──なんと! どちらも乗りたいでしょうから、苦渋の決断だったことと思います。

池添 僕は国内に残るって決めたのに、弟はドバイに行くから当日はいないんですよ(笑)。ドバイ行くんかーい! って。でも、最終追い切りは弟が乗って仕上げてくれる予定です。当日、弟はいないですけど、弟が調教師になってから「兄弟GI」という僕の夢が一つ増えたので、それを叶えたいなと思います。父(池添兼雄元調教師、2023年引退)とのGI制覇は叶えられなかったですけど、弟とはまだチャンスがあるので、頑張りたい気持ちが強いです。

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▲「父と叶えられなかった夢を弟とともに…」(c)netkeiba



(文中敬称略)

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