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【ファルコンS予想】中京1400はパワーも必要 2年連続でダンジグの血が1〜3着を占める

  • 2024年03月10日(日) 18時00分
23年はタマモブラックタイ(父デクラレーションオブウォー)、カルロヴェローチェ(母父ロックオブジブラルタル)、サウザンサニー(父タリスマニック)。22年はプルパレイ(母父フサイチペガサス)、タイセイディバイン(牝祖オールフォーロンドン)、オタルエバー(母父リダウツチョイス)。2年連続でダンジグの血を引く馬が1〜3着を独占した。21年もルークズネスト(ダンジグ5×5)、グレナディアガーズ(父フランケル)とダンジグもちのワンツー。直線の急坂でダンジグのパワーがモノを言う結果となっている。(解説:望田潤)


エンヤラヴフェイス
 カジュフェイスの全弟で、サミットストーンやブルロックの半弟で、トラキチシャチョウのイトコ。牝祖マフィティスの孫にタイキシャトルやピースオブワールドがいる。父エイシンヒカリはイスパーン賞などに勝ったディープインパクト産駒でエイシンスポッターなどの父。母はタイキシャトルと3/4同血で、たしかにエイシンヒカリとタイキシャトルとニジンスキーのイメージだ。馬群を気にするので1400でスンナリ先行できるかどうか。ダンジグはもたない。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

オーキッドロマンス
 ジュニパーベリーの半弟で、母エキナシアはJRA3勝(ダ1000〜1200)。母母ニシノマリアはJRA5勝(芝ダ1000〜1200)。タシロスプリングやマッチレスヒーローも近親で、芝ダ兼用で短距離の活躍馬がよく出ている牝系だ。父ロジャーバローズはジェンティルドンナの近親のダービー馬でオメガウインクやテリオスサラなどの父。ダンジグ4×5・5で母方の短距離資質が強く、パワー十分で1400に良績。いかにもこのレースに向いたタイプといえる。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

シュトラウス
 ブルメンダールの全弟で

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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