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鞍上が継続騎乗する中穴を狙え!/阪急杯

  • 2019年02月18日(月) 18時00分

■阪急杯(G3・阪神芝1400m内)


【特注データ】3行でわかる! レース攻略の糸口



 毎年のように「いい感じ」に荒れてくれる阪急杯。このレースで儲ける上で何よりも重視したいのが、鞍上の騎乗パターンだ。基本的には「継続騎乗>乗り替わり」で、前者が勝率9.8%、連対率18.0%をマークしているのに対して、後者は勝率4.0%、連対率9.1%と、信頼度の差はかなりのもの。継続騎乗組を狙うだけでも、馬券の的中率を大きく押し上げることができるはずだ。

 とくに注目したいのが「中穴人気の継続騎乗組」で、4〜6番人気や7〜9番人気での激走率の高さは目を見張るものがある。昨年のこのレースを7番人気で逃げ切ったダイアナヘイローと、一昨年に同じく7番人気で勝ったトーキングドラムは、いずれも継続騎乗での一発だった。二度あることは三度ある。今年もこの条件に該当する馬は、かなり力を入れて買いたいところである。

 そして乗り替わり組だが、こちらは上位人気馬ならば「買い」ジャッジ。3番人気以内に限れば、信頼度は継続騎乗組よりも高い。この条件に該当しそうなのは、鞍上が福永ジョッキーに乗り替わる想定であるミスターメロディ。武豊ジョッキーに乗り替わる想定のダイアナヘイローも、3番人気以内に推されるようならば連覇の期待が持てる。

【コース総論】阪神芝1400m内 Aコース使用

・コースの要所!

★上位人気馬の強さが目立つコース。人気薄はヒモで狙うのが効率がいいか。
★ハッキリと内枠有利かつ外枠不利。馬番1〜6番に入った馬はプラスに評価。
★中団待機組が先行勢以上の勝率&連対率を記録。内回りでも意外に差せる。





 2コーナー出口付近のポケットがスタート地点で、最初のコーナー進入までには十分な距離がある。しかし、内回りで最後の直線が短いのもあって、序盤から中盤まで速い流れとなりやすいコースだ。さらに急坂コースでもあるため、意外に差しが決まりやすいのもコースの特徴。距離は200mしか違わないが、外回りの芝1600mとはまったく異なる資質が求められる。

 まずは人気別成績だが、全体的に人気サイドの強さが目立っている。高配当もけっこう出るコースではあるのだが、1着で狙うならば2〜5番人気あたりのほうがベター。そこからヒモに人気薄を狙うような馬券戦略をオススメしたい。ふたケタ人気馬が2〜3着に激走するケースもあり、ヒモでならば大胆な攻め方も面白いコースといえる。

 次に枠番だが、こちらは内枠有利&外枠不利の傾向。平均人気に大きな差があるので、内枠である馬番1〜6番の信頼度が高いのは当然なのだが、それでいて単勝適正回収値112.0、複勝回収値90という優秀な数値をマーク。ギャップ値もプラス圏と、人気以上に走っているのは高く評価できる。対照的に外枠である馬番13〜18番は、信頼度だけでなく回収率ベースの数値もイマイチ。相応の割引が必要だろう。

 脚質については、先行勢と中団待機組の成績が拮抗している。勝率や連対率は中団待機組が、複勝率は先行勢が高いという結果で、最後の直線が短い内回りコースながら意外なほど差せている。オープンだと差し優勢になりそうだが、問題は開幕週の馬場バイアスがどうなるか。いつも以上に、土曜日の結果をしっかりチェックしておきたい。

【レース総論】阪急杯(G3) 過去10年

・レースの要所!

★ふたケタ人気の大穴は不振だが、中穴は絶好調。波乱傾向が強めのレース。
★コースデータとは違って外枠も好成績。中枠である馬番7〜12番が絶不調。
★開幕週の影響かコースデータよりも先行勢優勢。後方に置かれると厳しい。
★年齢別では5歳以下、騎手データでは継続騎乗組の好成績が目立っている。








 レースの平均配当は、単勝934円、馬連3668円、3連複3万4285円と、3連複平均だけが突出して高くなっている。つまり、人気薄が1頭ないしは2頭、コンスタントに上位へと食い込んでいるということだ。昨年も勝ったのは7番人気のダイアナヘイローで、11番人気のニシノラッシュや10番人気のペイシャフェリシタも「あわや」というシーンがあった。波乱傾向の強いレースといえるだろう。

 枠番データでは、コースデータとは異なる傾向が見受けられる。内枠である馬番1〜6番が強いのは変わらないのだが、不利なはずの外枠がけっこう強く、そのかわりに中枠が猛烈に弱い──という結果が出ているのだ。ひとケタ人気馬に限定したデータも掲載したが、内容的には外枠がいちばん優秀といえるほど。開幕週の影響もあって、前に行ける馬に関しては、外枠でもとくに問題ないと思われる。

 そう考えた理由は、脚質別成績にある。コースデータよりも明らかに前が強く、ハナを切った馬が逃げ切ったケースも芝重賞としては多め。対照的に、4コーナーを13番手以下で回った後方待機組は、トータル[0-0-1-35]とほとんど勝負になっていない。差せるコースではあるが意外に差せないレースというのが結論で、ある程度は前に行ける組を中心に馬券を組み立てるべきだろう。

 年齢別では、過去10年で7勝をあげている5歳馬の強さが目立つ。それに次ぐのが4歳馬で、勝率は低いが複勝率は34.4%という高さで、複勝回収値も100の大台を楽々と越えてきた。逆に6歳以上の高齢馬はイマイチで、積極的には買いづらい内容。5歳以下の若い馬のほうが期待できるレースと考えていい。

 最後に、斤量について。別定戦でそれほど斤量差が出るレースではないのだが、定量よりも1〜2キロほど背負う実績馬のほうが好成績であるのは間違いなし。今年の出走馬に該当するケースが出るかどうかは定かではないが、57キロ以上を背負う牡馬はマイナスではなく、プラスに評価すべきだ。

【血統総論】


 種牡馬別では、ダイワメジャー産駒、ロードカナロア産駒など5種牡馬の産駒をプラスに評価。出走してきそうなところでは、ダイワメジャー産駒のスターオブペルシャ、ハーツクライ産駒のロジクライとアドマイヤゴッドが、種牡馬からの注目株となる。とくに魅力を感じるのがハーツクライ産駒で、連対率24.3%、複勝率35.1%という信頼度の高さ。コース巧者というイメージがないだけに、しっかり覚えておきたい。

★阪急杯・総論×各論

 レースの「格」としてはG2の中山記念を扱うべきなのだろうが、馬券的な面白さがあるのは断然こちら。多頭数で、しかも難解きわまりないメンバーとなりそうな気配である。波乱傾向が強いレースであるのは前述した通りで、今年も一筋縄ではいかない一戦となること間違いなし。ある程度は波乱含みという前提で、予想を組み立てたい。

 現時点でのトップ評価はスターオブペルシャ。前走の阪神カップでは、12番人気と低評価ながら3着に好走している。前走でも騎乗していた杉原ジョッキーが継続騎乗する予定で、あとは適度に人気薄になってくれれば激走条件をクリア。ダイワメジャー産駒であることもプラスで、内枠でも引き当てればここからガツン!と大勝負してみるのも面白そう。6歳馬という点が割引だが、それを補ってあまりあるプラス評価の多さだ。

 二番手評価にミスターメロディ。こちらも前走阪神カップ組で、トップ評価のスターオブペルシャに先着している。前々で流れに乗れる脚質や、4歳馬であること、上位人気に推される乗り替わり組であることなど、こちらも買い材料はじつに豊富。「強い強い4歳世代」であるのも追い風となる。レース傾向を考えると、1着よりも2〜3着で狙いたいタイプではあるが、高確率で上位争いが期待できるのは間違いない。

 三番手評価にロジクライ。前走の東京新聞杯と同じく、トリックスター・横山典ジョッキーが騎乗する想定である。デビューから一貫して1600m戦を使われてきた馬だけに、この距離短縮がどう出るかは正直なところ未知数。しかし、競馬センスがよく、スッといい位置が取れる馬であるのは大きな強みである。「継続騎乗の中穴」という条件にも該当しそうで、前走の結果で見切るのは早計。巻き返しがある一戦だ。

 以下はレッツゴードンキ、エントシャイデン、ダイアナヘイロー、ロードクエストという評価の序列。あとは人気や枠番次第だが、ここから評価が大きく入れ替わることは、おそらくないと思われる。高松宮記念へ向けての重要なトライアルでもあり、どのような結果が出るのか今から楽しみ。ぜひ今年も「適度に」荒れてもらいたいものだ。


■総論×各論・先々週の馬券回顧



ダンビュライト単勝が正解か(#^ω^)ビキビキ

上位に評価した08ダンビュライトと07パフォーマプロミスが同枠に入ったので、トップ評価だった02ノーブルマーズとの枠連1点で勝負したでござる。結果はご覧の通りで、下手したら枠連6-6のゾロ目決着までありそうだったという。直線では既に「せめて馬連ボックスにしておけば……」と後悔していたでござるよニンニン(吐息)。

※コース&血統データは2016年以降、レースデータは2009年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気-平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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