JRA賞馬事文化賞受賞者・吉沢譲治が語る血統の真実とは?
吉沢譲治
昨年のジャパンC当日、シンボリルドルフがお披露目で東京競馬場に来ていた。私もこの日は、朝の1レースからスタンドに陣取っていたが、先に見に行った知り合いが「とても29歳とは思えぬ若々...
最近の馬名は、フランス語やラテン語などを使って、なかなかおしゃれなものが多くなった。しかし、そのぶん喋りづらくもあるし、覚えづらくもある。どんなに強くなったところで、こんな馬はスタ...
ステイゴールドの2年目産駒になるドリームジャーニーが、朝日杯FSを勝って最優秀2歳牡馬に選ばれたのは、2006年のこと。これを見て翌2007年の種付シーズンは、母のオリエンタルアー...
阪神JFで2着、今春の桜花賞で2着、オークスで3着と、あと一歩のところで涙をのんできたホエールキャプチャが、今週のローズSから始動する。阪神JFはレーヴディソールに0秒1差、桜花賞...
サンデーの全盛期にこう言われたものである。「この血統の持ち味はスピードと瞬発力。日本の高速馬場でそれが生きるわけだから、欧州の重たい馬場には合わない」しかし、革命的な種牡馬は一つの...
今週の新潟2歳S。フルゲート18頭のところに、21頭が登録してきた。このうち新馬勝ちした馬は17頭。すべての馬が最終登録を済ませた場合、未勝利勝ちした4頭が残り一つの枠を争うことに...
ハイペリオン系といえば、1969年の天皇賞を勝って年度代表馬に輝いた“野武士”タケシバオー、1973年の皐月賞馬で国民的ヒーローになったハイセイコーの父系として、オールドファンには...
この夏、七夕賞で初重賞勝ちを飾り、続く小倉記念も連勝したイタリアンレッドは、ネオユニヴァースの初年度産駒になる。つまり、ロジユニヴァース(日本ダービー)、アンライバルド(皐月賞)と...
函館2歳Sのファインチョイスは完勝だった。何の不利もなく、スムーズにレースを運べたことが大きいのだろうが、血統的にはまだまだ奥がありそうだ。祖母チャイナブリーズは不出走馬だが、半兄...
これまでサクラバクシンオーには、2歳戦の馬券やPOGで、ずいぶんお世話になっている。クラシックを狙える血統ではないが、仕上がりの早さ、キャリアの浅い2歳戦におけるレースセンス、短距...
先週の函館記念は、マヤノトップガン産駒のワンツーで決まった。勝ったキングトップガンは8歳馬、クビ差の2着に粘ったマヤノライジンは10歳馬。晩成の名ステイヤーだった父の血が、このワン...
2004年に種牡馬入りしたシンボリクリスエスのシンジケート額は、19億5000万円(1株3250万円×60口)。この時代に日本で走った馬としては、ナリタブライアン(20億7000万...
セレクトセールの名簿を見る限りでは、今年はそれほどの目玉商品は揃っていなかったように思う。確かにディープインパクト×名牝エアグルーヴの牝、ネオユニヴァース×名牝ウインドインハーヘア...
1999年の宝塚記念は、スペシャルウィークがファン投票1位、単勝も1番人気。次いでグラスワンダーがファン投票2位、単勝も2番人気で出走した。レースはスペシャルウィークが4コーナーで...
非サンデー系の内国産馬ではメイショウボーラー、ローエングリンが、外国産馬ではアサクサデンエンらが早くも産駒を競馬場に送り出す。メイショウボーラーは2歳7月にデビューし、無傷の4連勝...
サンデー系の圧倒的優位、景気の低迷などで、海外からの大物種牡馬の輸入は、このところ停滞気味だ。今年の新種牡馬にもそれが顕著で、全体に魅力に乏しいラインナップになっている。ケイムホー...
外資のダーレージャパンSCは、これまでにファンタスティックライト、アルカセットといった大物種牡馬を何頭も送り込んだが、まだ満足のいく成功を残せてはいない。ファンタスティックライトは...
サッカーボーイとサクラバクシンオー。ともに非サンデー系で、しかも主流外の古めかしい父系でありながら、予想外の大成功を収めた種牡馬である。その秘密は、2頭に共通する「母の父ノーザンテ...
ダービーの馬券は、デボネアから買ったので外したが、オルフェーヴルの勝ちっぷりはあっぱれだった。順調に夏を乗り切れば、三冠達成は大いにあり得るだろう。父のステイゴールドはクラシックど...
週間天気予報を見ると、日曜日までずっと曇と傘のマークがついている。この調子だとダービーはパンパンの良馬場になりそうにない。先週のオークスと同じく、パワーも要求されことになるだろう。...
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