スポーツライター・島田明宏が競馬界の「今」を熱視点で語る!
島田明宏
知らないうちに使われるようになっている競馬用語が結構あって、そのひとつに「根幹距離」というものがある。競馬発祥の地であるイギリスでは、ある程度長い距離の単位として「マイル」が使われ...
今、浦河から新千歳空港へと向かう車中にいる。7月上旬にオンエアされるグリーンチャンネル特番のロケの帰りである。前にこの道を同じ方向に走ったのは、5月20日、本稿の取材と、この番組の...
今、鹿児島から福岡へと移動中の車内でこの稿を書いている。宮崎には我が軍(読売ジャイアンツ)のキャンプを見に来たことがあるのだが、鹿児島に足を踏み入れたのはたぶん人生初だ。さすが九州...
モーリスが今週の安田記念を勝てば、芝のマイルGI5勝となり、タイキシャトル(牡22歳、父デヴィルズバッグ)を抜いて単独トップになる。タイキシャトルは現役時代、美浦・藤沢和雄厩舎に所...
先週の土曜日、2016年5月21日午前5時38分、札幌の病院に入院していた母が他界した。80歳だった。その週の月曜日、母の主治医から携帯に連絡があった。これから学会のため神戸に行か...
スマイルジャック(牡11歳、父タニノギムレット)の2番目の仔が、5月17日に生まれた。今回も牝馬である。「長女」を見に行ったとき記したように、スマイルは昨年4頭に種付けし、受胎した...
先週の土曜日、横浜市中区の旧根岸競馬場スタンドを、普段見ることができるのとは反対側、つまり、コースがあった側から初めて見てきた。馬事文化財団が企画した「旧根岸競馬場スタンド見学ツア...
このところ、武豊騎手の存在感が、ものすごい。春天では芸術的なイーブンペースでキタサンブラックを勝利に導き、翌月曜日は、火曜日から日本橋三越本店で開催中の「武豊展」の内覧会に参加。水...
先日、日本で昔からつながる牝系について調べていると、1920年代にオーストラリアで生まれ、日本に輸入されたサラ系のバウアーストツクという牝馬に行き着いた。そのバウアーストツクが、イ...
「三好さんのところで、スマイルのメンタがもう生まれてるよ」電話口の向こうの小桧山悟調教師は、開口一番そう言った。「メンバー?」と訊き返した私は、コビさんの言葉の意味がわからなかった...
バドミントンのロンドン五輪代表だった田児賢一選手(26)と、リオ五輪でメダルが有力視されていた桃田賢斗選手(21)らが国内の違法カジノ店やスロット店で賭博行為をしたことが発覚し、ニ...
先日、北海道の牧場をいくつか回り、当歳馬や1歳馬を見せてもらったり、話を聞かせてもらうなどしてきた。馬の出産予定日は「種付けの11カ月後」と機械的に決められるため、当然、実際の出産...
このところ、業務上の必要にかられて、若い女性タレントの顔と名前を覚えなければならなくなり、困っている。昔から私は、十朱幸代と栗原小巻、檀ふみと名取裕子、松嶋菜々子と松たか子といった...
先日、1泊2日で福島県相馬市と南相馬市に行ってきた。去年の相馬野馬追以来だから、ほぼ8カ月ぶりということになる。相馬中村神社の境内にある厩舎には、馴染みのある引退馬の新顔が数頭いた...
あれから5年――。ホーストラスト北海道代表の酒井政明さんは、行き場を失った馬を引きとるため、水と牧草と燃料を積んだ馬運車のハンドルを握った。東日本大震災が発生してから3週間後、20...
仙台空港にほど近い、宮城県名取市の乗馬クラブ「ベルシーサイドファーム」は、海岸からわずか200メートルのところに位置していた。防風林に囲まれたそこから海に出て、浜辺で外乗りを楽しむ...
私の自宅兼事務所から川崎競馬場まで、クルマで渋滞がなければ10分、電車でも歩く時間を入れて20分もあれば着いてしまう。それだけ近くに住んでいながら、開門前に川崎競馬場に来たのはこれ...
この稿がアップされるのは2月27日。後藤浩輝騎手が世を去ってから1年になる。まだ彼の不在に慣れ切っていない。競馬場で見かけないのは、今もリハビリ中か、海外遠征にでも行っているからの...
中央競馬では、2月で旧年度が終わり、3月から新年度が始まる。定年を迎えた調教師は今月限りで引退し、新規に免許を取得した騎手は(順調なら)来月から実戦で騎乗する。といった解釈でいいと...
1989年にGIを3勝して年度代表馬となったイナリワンが、今月7日、繋養先の北海道占冠村のあるぷすペンションで老衰のため死亡した。32歳だった。関係者によると、眠るような旅立ちだっ...
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