【クイーンS予想】3歳vs古馬の夏重賞OP競走において3歳馬は低期待値(約半数の年は回収率50%未満)
その要因は一に新味がある馬を好む馬券購入者の動向、二に条件クラス戦での必然的な3歳馬活躍による過大評価&人気過熱
まず大原則として、3歳上の重賞オープン競走(3歳馬目線で言えば3歳6月から12月の古馬と相まみえる重賞オープン競走)において、そもそも3歳馬は期待値が低い存在となっています。
それは3歳馬の能力やレベル云々というよりも、今の馬券購入者が新味のある馬の方に期待をかけたがる傾向からその3歳馬が必要以上に好まれる現状と、事実上3歳馬有利の条件クラス競走における3歳馬の活躍ぶりによって、重賞オープン競走における3歳馬も過大に評価されて人気が後押しされる現状が根本的な要因だと考えられます。
特に夏競馬の3歳上の重賞オープン競走において、3歳馬のベタ買い単複回収率が基準となる80%を超えたのは、実は2023年以前の過去11年では2016年と2021年のわずか2つの年だけでした(半数ほどの年は回収率50%にも満たないという惨状となっています)。
その数少ない基準超の成績を残した2021年の3歳世代馬は、(記録をさかのぼれる1986年以降)3歳上重賞競走における勝利数・勝率・連対率・複勝率の全ての項目で超絶成績を残した正真正銘のハイレベル世代だけあって、夏競馬の3歳上重賞オープン競走においても5レース連続を含む出走機会12レース中8レースで好走馬を輩出するという例年比では大活躍を見せていましたが、それでも全方位的に結果を残していたというワケではありませんでした。
実は夏競馬時点での活躍は