【京成杯AH予想】勝率驚異の37.5% 名手・横山典弘騎手のサンライズロナウドに要注目
3度のレコード更新の実績も…
秋の絶好の馬場コンディションで行われる快速重賞の京成杯AHでは、2000年以降、レコードが更新されたこと3回。2001年ゼンノエルシド(1分31秒5)、2012年レオアクティブ(1分30秒7)、2019年トロワゼトワル(1分30秒3)。その3回すべて、鞍上はレース運び自在の横山典弘騎手だった。
その3回を中心に横山典弘騎手はこれまで京成杯AHに16回騎乗して[6-0-0-10]。きわめて特異な成績だが、接戦のハンデ重賞で勝率37.5%はすごい数字だ。
ちょっと無理筋かもしれないが、横山典弘騎手の乗る5歳サンライズロナウド(父ハービンジャー)に注目したい。激しい気性の持ち主で、プールなどを併用しながらいつも調教は控えめ。調整が難しく、今回も人気にはならない。でも、途中から芝に転じて[3-0-3-6]。まだ底はみせていない。
前走の関屋記念は超スローだったため、上がり最速の32秒5で追い込みながら6着止まりでも差は0秒4だった。最近は追い込み策が多いが、本来の戦法は自在。1600mには先手を奪って1分32秒5がある。今回は快時計必至の中山1600m。この馬番なら中位のイン追走があっても不思議ではない。
快速牝馬として世界に知られたマイル戦6勝(G1・3勝)のソニックレディ(USA)が3代母。祖母は輸入牝馬ソニンク(GB)。この牝系の日本馬には、サンライズロナウドとイトコになる2009年のダービー馬ロジユニヴァース(横山典弘)。同じく日英のGI馬ディアドラがいる。さらにはヴィクトリアマイル制覇、安田記念2連覇のソングラインもこの一族の代表馬。スピード能力の高いファミリーでもある。
中京の「セントウルS」は初の1200m出走になるダノンスコーピオン(父ロードカナロア)に期待したい。目下のデキ絶好。スピード能力十分なので距離は合う可能性大。