【皐月賞予想】無敗の皐月賞馬にある不思議な共通点 強敵となる注目馬を探る
今年は無敗馬が3頭
今年の皐月賞には無敗馬が3頭いる。エリキングとクロワデュノールは「3戦3勝」。ジーティーアダマンは2戦2勝。
無敗の皐月賞馬はこの30年ばかりの間に8頭も出現している。有力馬の出走回数が減ったので無敗馬が増えたこと。また、ステップレースの増加も遠因。まだ勝ち抜きのトーナメント戦に近いだけに有力候補ほど対戦を避けたいこともある。
近年の無敗の皐月賞馬は、
1992年 ミホノブルボン5連勝
2001年 アグネスタキオン4連勝
2005年 ディープインパクト4連勝
2019年 サートゥルナーリア4連勝
2020年 コントレイル4連勝
2021年 エフフォーリア4連勝
2023年 ソールオリエンス3連勝
2024年 ジャスティンミラノ3連勝
これら皐月賞で無敗の連勝記録を伸ばした8頭の名馬には、不思議な共通点がある。もう対決済みで「自分の方が能力上位だ」と確信した馬に再び勝ったのではなく、なぜか皐月賞での勝利は「初対戦の未知のライバル」を2着に封じた勝ち星であることだ。
たまたまの意味のない単なる偶然かもしれないが、8頭もこの形(2着馬は初対戦)が続いているから不思議だ。無敗の皐月賞馬が作ったジンクスとも思える。
前出の3頭の無敗馬から買うとき、とくにクロワデュノールから入るなら、すでに対戦して下している馬(ホープフルSを中心に7頭もいる)は、逆転されるかもしれないサトノシャイニングなど怖い馬はいても、相手の本線ではない買い方がある。
まだ未対決で、京成杯の内容が光るニシノエージェント、弥生賞で脚を余した印象のあるアロヒアリイ、さらにカラマティアノスが妙味のある相手。もちろん、連勝中のエリキング、ジーティーアダマンも強敵になる。