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【皐月賞予想】無敗の皐月賞馬にある不思議な共通点 強敵となる注目馬を探る

  • 2025年04月19日(土) 18時00分

今年は無敗馬が3頭


 今年の皐月賞には無敗馬が3頭いる。エリキングとクロワデュノールは「3戦3勝」。ジーティーアダマンは2戦2勝。

 無敗の皐月賞馬はこの30年ばかりの間に8頭も出現している。有力馬の出走回数が減ったので無敗馬が増えたこと。また、ステップレースの増加も遠因。まだ勝ち抜きのトーナメント戦に近いだけに有力候補ほど対戦を避けたいこともある。

 近年の無敗の皐月賞馬は、

 1992年 ミホノブルボン5連勝
 2001年 アグネスタキオン4連勝
 2005年 ディープインパクト4連勝
 2019年 サートゥルナーリア4連勝
 2020年 コントレイル4連勝
 2021年 エフフォーリア4連勝
 2023年 ソールオリエンス3連勝
 2024年 ジャスティンミラノ3連勝

 これら皐月賞で無敗の連勝記録を伸ばした8頭の名馬には、不思議な共通点がある。もう対決済みで「自分の方が能力上位だ」と確信した馬に再び勝ったのではなく、なぜか皐月賞での勝利は「初対戦の未知のライバル」を2着に封じた勝ち星であることだ。

 たまたまの意味のない単なる偶然かもしれないが、8頭もこの形(2着馬は初対戦)が続いているから不思議だ。無敗の皐月賞馬が作ったジンクスとも思える。

 前出の3頭の無敗馬から買うとき、とくにクロワデュノールから入るなら、すでに対戦して下している馬(ホープフルSを中心に7頭もいる)は、逆転されるかもしれないサトノシャイニングなど怖い馬はいても、相手の本線ではない買い方がある。

 まだ未対決で、京成杯の内容が光るニシノエージェント、弥生賞で脚を余した印象のあるアロヒアリイ、さらにカラマティアノスが妙味のある相手。もちろん、連勝中のエリキング、ジーティーアダマンも強敵になる。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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