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【月刊 川田将雅】初の勝率30%超にJRA賞受賞馬4頭を輩出した2023年──今年はより穏やかに「人間・川田将雅」を生きる

  • 2024年01月12日(金) 18時02分
“VOICE”

▲2023年の振り返りと2024年の抱負を語る(撮影:福井麻衣子)


2023年はJRAで151勝を挙げ、勝率30.5%、複勝率は60%の大台をクリアした川田騎手ですが、さらにすごいのはコンビでGIを制した馬が4頭(リバティアイランド、ウシュバテソーロ、ママコチャ、ジャンタルマンタル)もJRA賞を受賞。

非常に中身の濃い1年を振り返る中で、「もう勝率のことは考えたくない」という意外な言葉も…。その思考に至った背景と、2024年の抱負を語ります。

(取材・構成=不破由妃子)

2024年は穏やかに「ギラギラするのはもういいでしょ(苦笑)」


──東京大賞典(ウシュバテソーロ)での鮮やかな勝利で2023年を締めくくり、2024年も初週からシンザン記念(ノーブルロジャー)を制覇。いい流れのまま、2024年が始まりましたね。

川田 ありがたい年末年始でしたね。東京大賞典は初めて勝ったのですが、かつて伯父が勝ったレースでもあり、その伯父が喜んでくれて、なおありがたい時間になりました。

“VOICE”

▲川田騎手自身、東京大賞典は初勝利(撮影:高橋正和)


──川田さんの伯父さんといえば、1978年のハツシバオーと1988年のイナリワンで東京大賞典を2勝された宮浦正行さん。当日、競馬場にいらっしゃった?

川田 いえ、競馬場にはきていなかったんですが、レース後、すぐに連絡をくれまして。喜びとともに「大賞典には特別な想いがある」とメッセージが入ってました。

──35年の時を経て、甥っ子が自分と同じレース、しかもGIを勝つなんて。東京大賞典を勝ったあとは、佐賀のご実家に帰られたんですか?

川田 はい。年末年始は、実家で家族と過ごしました。

──お父さん、お兄さん、純煌(ぎんじ)くんと4人でゴルフに行かれたとか。

川田 川田家の男衆4人でね。

──インスタを拝見しましたが、お兄さん、めっちゃイケメン!

川田 いやいや、まったく。僕の足元にも及ばないですよ(笑)。これまで家族の写真を世間に出すことはありませんでしたが、純煌がね、ジョッキーベイビーズを勝たせていただいたことで、顔も名前も表に出ましたから。兄貴は大人だからいいとして、子供の顔は出ないように気を遣ってきたんですけど、ジョッキーベイビーズ、それに関連するテレビ番組の密着映像やニュースを通して、川田純煌を世間に認知してもらうことになりましたので、純煌に関してはもういいかなと。

──さて、2023年の総括に移りたいのですが、ウシュバテソーロでのドバイワールドC制覇にリバティアイランドでの三冠達成など、非常に中身の濃い1年だったと思います。何よりすごかったのは、日本競馬史上初めて、年間を通しての勝率が30%を超え、JRA賞最高勝率騎手を受賞されたこと(年間250回以上騎乗した騎手が対象)。これまでの最高が2002年に武豊さんが記録した29.1%ですから、これはすごいことですよ。

川田 以前から、1割勝てれば野球でいう3割バッターだと。1割勝てればリーディングトップ10に入れると言われている世界ですからね。トップ10に入るジョッキーでも、10回乗って9回負ける。それだけ勝つことが難しい世界です。僕が初めて最高勝率騎手を獲ったとき(2013年)が16.6%でしたから、確かに30%は異常な数字。史上初めての30%超えは成し遂げたので

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1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。

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