担当編集者(以下、編) 石橋さん、4日間開催お疲れ様でした。
石橋 武(以下、石) ありがとうございます。もうヘロヘロです(笑)。
編 ですよね(笑)。でもさすがというか、この変則開催にもかかわらず高配当を的中させますね〜。日曜日の大津特別(京都9R)でしたっけ、16万馬券の的中は。
石 そうだね。ダート1900m戦。まあ地味というかなんというかそんなレースでひっそりと(笑)。
編 配当が派手だからいいじゃないですか。それにしてもスポーツマスターで配信している勝負レースは、このところ高額配当がポンポン当たってますよね。アレキサンドライトS(1/25)の30万6,230円、ゆりかもめ賞(2/10)の9万8,270円そして先週の大津特別で16万8,980円と。
石 なんか地味なレースが多いな。どうせなら派手に重賞で決めたい(笑)。
編 月曜日のクイーンCも的中しているんですけど、配当的には堅かったですからね。でも当たってナンボですから。
石 まあねぇ。
編 それにさっきの高配当的中の3レースのうち、2レースはダート戦ですよね。
石 むむっ。警戒が必要な振りだな(笑)。
編 その通り(笑)。今週は今年最初のG1フェブラリーSですから、今までのダート戦同様、期待してますよ!
石 そうくると思ったよ。人にプレッシャーをかけることだけは得意だな(笑)。
編 またまた〜、プレッシャーだなんて感じてないクセに(笑)。
石 平常心、平常心。さて、そろそろ本題に入りましょうかね。
編 そうですね。では、今年一発目のG1予想、行ってみよう!
石 ……無駄にテンション高いな。
編 はい、では現時点での石橋さんの注目穴馬を教えていただけますか?
石 はいはい。じゃあ、まずはブライトラインに注目。
編 前走はステップレースの根岸Sで4着に負けちゃいましたけど。
石 そのぶん人気を落としてくれるといいんだけど。前走の負けはスタートで後手を踏んだのと、あとはもうちょっと積極的に乗ってほしかったな〜と。
編 ああ、それはレース後すぐに言ってましたよね。あの日はたまたま石橋さんと一緒に見てたんですけど。
石 たまたまというか、無理矢理ついてきただけだろ(笑)。
編 まあまあ(笑)。で、積極的にというと、もうちょっと早めにしかけてもということですか?
石 そうだね。切れるタイプじゃないので、瞬発力勝負に持ち込まれると辛いんだよね。3走前のみやこSのように強気に押し切るような競馬が合うよね。
編 となると、今回はメンバー的にもどうしても前に行きたい馬って、いませんよね。スローの瞬発力勝負になっちゃうんじゃないですか?
石 いや、だからこそこの馬の強みが活かせると思うんだよね。ブライトライン自身がペースを作っちゃえばいいわけだから。まあ、そのあたりはジョッキーに任せるしかないけど、乗り馴れた騎手に戻るのはプラス材料じゃないかな。
編 そうですね。
石 それにこのところは根岸Sをステップに好走する馬が増えてきているでしょ。
編 ええ、ステップレースとしての役割を果たしていますよね。
石 ローテーション、展開、そして意外と前が残りやすいこのレースの特徴からも面白い一頭だと思うよ。
編 なるほど〜。
石 続いてはアドマイヤロイヤル。
編 この馬も前走根岸S組ですね。
石 前走はうまく捌けなかったぶんの負け(5着)だよね。その前の武蔵野S(2着)を見ても、力を付けてきているのは明らか。マイル戦がベストと言える馬だけに前走の鬱憤を晴らす競馬が期待できるよ。
編 あと一頭はもうちょっと思い切った穴馬が欲しいな〜。
石 言うと思ったよ(笑)。だからというわけじゃないけど、続いてはコパノリッキーに注目。
編 おお、すごい穴馬が出てきた(笑)。
石 コパノリッキーは、ダートにおいては世代トップの実力の持ち主と言える馬だよね。
編 そうですね。3歳時の活躍ぶりはもの凄かったですよね。交流戦とはいえ、重賞で6馬身ぶっちぎりとか。
石 3歳で唯一負けたヒヤシンスSだって、1、2着馬が差し馬(チャーリーブレイヴ、ソロル)という展開を、強気に前で進めて3着に残るという強い競馬だった。
編 ああ、そうでしたね。ただ近2走はその面影が感じられないというか……。
石 たしかにね。さすがに半年以上休んだ影響は大きかったかな。ただ、今回は叩き3走目で、中間の調教もかなり良くなっている。変わり身は十分にあり得るよ。
編 それは楽しみですね〜。どんなに人気がなくてもちゃんと押さえておこうっと。なんてったって、ダートのスペシャリスト石橋さんのオススメ馬ですから。
石 こら、勝手にスペシャリストとか言うんじゃない。どんだけプレッシャーをかけたいんだよ。
編 大丈夫、週末にきっちり当てればいいんですから。
石 それがプレッシャーだっての。