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福島のハンデ重賞で借りを返す穴馬3頭!

  • 2014年07月10日(木) 18時00分


「タフな小回りの中長距離戦」に向くのは…

担当編集者(以下、編) 石橋さん、ウインの2頭来ましたね〜。

石橋 武(以下、石) ああ、ラジオNIKKEI賞ね。

編 ええ。先週ここで推奨してもらった3頭の穴馬うち2頭が1、3着に激走ですからね(ウインマーレライ=5人気1着、ウインフェニックス=7人気3着)。あ、そうだ!

石 なに?

編 ちなみにもう1頭の推奨馬カウニスクッカとどっちを言おうか迷ってた馬いるじゃないですか。

石 ああ、オウケンブラック?

編 あ、オウケンブラックだったんだ〜。おお、10番人気4着じゃないですか。

石 いまさらそんなこと聞いてどうするんだよ。

編 いや、どの馬だったのかな〜って思って。

石 自分で言うのもアレだけど、終わってからなら誰だって言えるぞ、それ(笑)。あの穴馬狙ってました〜なんて。

編 たしかに(笑)。ただスポーツマスターの勝負予想を見た人は、買い目でわかってるでしょうから。

石 それに、ラジオNIKKEI賞に関しては2着のクラリティシチーをばっさり切っちゃってるからね。なんも褒められたもんじゃない。ごめんなさい。

編 いきなり謝りだした(笑)。でもなんで切ったんですか? 人気なのに。

石 だって不器用じゃん。能力はあるんだけど、あんな不器用な馬は福島は無理だろうと思ってね。過去のレースを何度も見返したんだけど。

編 たしかに道中も走りにくそうでしたし、ズルズル下がっていったあたりで馬券獲ったなと思いましたけどね。ウインの手応えが良くて。

石 で、最後の直線だけでやられちゃうという。でも今後もあんまり器用な脚を求められるところでは信用しないほうがいいと思うよ。

編 ですね。さて、そろそろ今週末の話に移りましょうか。福島のハンデ重賞の借りは福島のハンデ重賞で返すということで、今週もはりきって参りましょう!

石 もちろん。きっちりいきますよ。

編 ではさっそくですけど、石橋さんが狙ってる穴馬を教えていただけますか?

石 そうだな、まずはグランデスバルに注目していただこうかな。

編 晩成タイプなのか、去年の秋から急激に成績を伸ばしていますよね。500万下から1600万別を勝つまで7戦連続馬券絡みと好走続きでしたし。

石 そうね。晩成タイプということもあるだろうけど、この馬のベストの舞台を見つけたというのが良かったんじゃないかな。

編 と言いますと?

石 タフな小回りの中長距離戦だよ。去年からの快進撃がスタートしたのは福島芝2600mだったよね。

編 ええ。

石 その後も福島、中山を中心に使われて好走続き。でもその前は東京、新潟といった速い上がりを要求されるコース、あるいはレースで負けている。誰の目にもどういう馬なのか、明らかだよね。

編 そうですね。瞬発力勝負には弱いけど、ダートでもある程度走れているように、パワーもあるし、バテない強みを活かせるコースだと好走できるという。まあ、僕は言われるまで気づきませんでしたけど(笑)。

石 今回の福島芝2000mはいわゆる瞬発力勝負とはまったく無縁のコース。この馬にとってはベストと言える舞台なんだ。しかも前走のG2負けからするとハンデはおそらく53キロか、もらったとしても据え置きの54キロ。これなら実績上位組とも五分以上に渡り合えるでしょ。

編 たしかに、得意コースで斤量差を活かせば勝ち負けが期待できますよね。

石 2走前は展開に恵まれたとはいえ苦手の東京で結果を残しているし、充実期にある今ならなおさら期待は大きいよ。

編 道悪にも実績があるのも心強いですしね。どうか人気になりませんように。

石 祈っとけ、祈っとけ(笑)。

編 はい(笑)。で、次に注目するのは?

石 ヴィクトリースター。

編 前走は久々の好走を見せてくれました。

石 やっぱり休み明けはいいね、この馬は。使い込まれるよりもフレッシュな状態のほうが元気がある。今回は一応叩き2走目ということになるけど、中間は放牧に出されているし、疲れのない状態で出走してくるでしょ。

編 福島コースは1回走って2着していますよね。

石 小回りというのも合うよ、小倉で良績を残しているようにね。それにこの馬も上がりを出せないタイプで、前走も上がり3ハロン34秒ジャスト。よっぽどの馬場じゃないと33秒台は出せないよね。それがいいんだ。

編 福島向きということですね。でもけっこうメンバー中上位の上がりを出しているように感じますけど。

石 それってレースの上がり自体がかかっているときだよね。そういうタフな流れとか時計のかかる馬場を苦にしないというのが強みでもある。逆に、そうだな、たとえば5走前の古都Sでは自身の過去最速の上がり33.6秒をマークしているけど、この時のメンバー中上がり最速は32.9秒。要は時計の出やすい馬場だったというだけだよね。そうなると相対的(他の出走馬に比べて)に速い上がりを出せるタイプではないということ。

編 タフな流れだと相対的に速い上がりを出せるけど、時計的には限度がある馬ということか。

石 そういう意味で福島コースは向いている。まだ状態がフレッシュなうちにひと勝負しておきたいなと。

編 なるほどね〜。

石 あとはマデイラもチェックしておこう。

編 あ、小回り(内回り)での好走が多いですよね。京都芝2000mとか函館芝2000mとか。

石 そうだね。2000m前後を使われ出して成績を上げてきたし、なしくずしに相手に脚を使わせる競馬も福島に合っている。ハナが切れるかどうかが勝負の分かれ目にはなるけど、まあそれも逃げ馬の常だから。

編 でも人気もないし、その一発に賭けるメリットはあると。

石 十分にあるよね。惨敗もありえる馬だけど、穴を狙うんだったら馬券には入れておかないと。

編 もちろん、しっかりと入れさせていただきます(笑)。とりあえずこの3頭に注目ということですね。

石 あとは週末の買い目をお待ちいただければと。台風の影響もあるだろうし、枠順チェックしないとね。

編 そうですね。きっちり取り返してもらいます(笑)。では、週末もよろしくお願いします。ありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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