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今回は特別に函館記念と函館2歳S両方の注目穴馬を3頭ずつ紹介!

  • 2014年07月17日(木) 18時00分


自在性を武器に激走

担当編集者(以下、編) 石橋さん、今週は函館2歳Sが行われますね。

石橋 武(以下、石) 函館記念があるのに、なんで函館2歳Sの話から入るんだよ。

編 だって函館のスプリント戦だし……

石 あのねぇ。

編 たまにはこういうレースについて話してみましょうよ。

石 嫌だよ。この時期の2歳戦ってキャリアが浅すぎて不確定要素が多すぎるんだもん。

編 そこをなんとか。だって石橋さん、新馬戦、未勝利戦も完璧にチェックしてデータ化してるじゃないですか。

石 そりゃ、それぐらいはするけどさぁ。だいたい函館2歳Sってスポーツマスターの勝負予想でも取り上げるかどうかわからないレースなんだよ?

編 だったらなおさらヒントくらいお願いしますよ〜。この通り。

石 この通りって、コーヒー片手に言うセリフじゃないだろ(笑)。

編 あ、写真は出ないから油断してました(笑)。

石 油断にもほどがあるわ(笑)。

編 それよりもどうです? ちょっとは函館2歳Sの話をする気になりました?

石 ならないわ! だいたいオーダーが函館記念なんだからどうしようもないだろ。

編 あ、だったら最後に狙い目をこそっと。

石 はいはい、わかりましたよ。ただもう時間がないので、さっさと函館記念の話に入らせて下さい。

編 もちろんですよ。どうぞ。

石 コラ、オレのせいで遅れてるんでしょ?みたいな顔をするんじゃない。

編 冗談ですよ(笑)、では改めまして函館記念の注目穴馬を教えていただけますか?

石 了解。じゃあまずはサクラアルディートに注目しよう。

編 前走は内回りの阪神芝2000mで鳴尾記念を7着に負けちゃってますけど。最後はいい脚で追い込んできたんですけどね。

石 そう、それがいいんだよね。函館記念って、開催の最終週に行われるということもあって、たとえば巴賞で差してきたけど届かなかった馬たちの戦績がいいんだよね。

編 ああ、たしかにそうですね。

石 サクラアルディートも前走の鳴尾記念で差して届かずの内容で、過去に好走した馬たちとの共通点がある。

編 鳴尾記念は開幕週で、前が残りやすい馬場でしたしね。

石 その通り。ただ、今年は函館の開催が例年より短くて、開幕から6週目に函館記念が行われるんだよね。

編 じゃあ、例年通りの狙いじゃ通用しない可能性も?

石 うん。たとえば賞金的には出走できないだろうけど巴賞で差して3着だったミッキーパンプキン。例年だったら狙える馬だけど、仮に出走してきても今年は印を打たないと思うんだよね。

編 今年の馬場じゃ届かないと?

石 そう思う。

編 だったらなんでサクラアルディートを評価したんですか?

石 この馬は切れる脚はないんだけど、道中からスッと前に取り付いて最後まで脚を伸ばすことができる。今年の年明けのAJCCがそんな競馬で2着したよね。

編 ええ。

石 ローカルの函館競馬場では、この馬みたいに道中で動けるのは大きな強みになるんだ。

編 なるほどね〜。仮に差し馬場になっていれば差す競馬もできるし、そうでなければ前にとりついてそのまま押し切る競馬ができるという。

石 そういうこと。

編 あとはどの馬に注目しましょう?

石 シゲルササグリもいいよ。

編 前走は巴賞で番手から3着同着の競馬ですけど、さっき言ってたことと矛盾しません?

石 そこだけ取ればね。ただ、前走はジョッキーの好判断でしょ。それ以前は中団から差す競馬で結果を出している馬だしね。

編 ああ、そうか。さっきのサクラアルディートと同じか。差しても好位からでも競馬ができることを証明したんですもんね、前走で。

石 その通りでございます。その前の鳴尾記念ではサクラアルディートと同じような競馬で掲示板を確保しているし、ハンデも軽いだろうから十分狙っていけるよ。

編 たしかにローカルでの好走も多くて、小回り向きの馬でもありますからね。配当的にも期待したい一頭です。

石 あとはナカヤマナイトもチェックしておこうか。去年の中山記念から好走がないけど、まあ、G1続きだったからね。さすがに厳しかったかな。

編 そうですね。安田記念から有馬記念までG1しか使ってなかったですからね。

石 名前の通り中山巧者なんだけど、ああいうトリッキーな小回りで走れるというのは函館でも強みになるからね。ハンデは貰いそうだけど、極端に重くなることはないだろうし、実力からも一気に巻き返してくるシーンが目に浮かぶね。

編 僕も目に浮かんできました(笑)。というかこの3頭で決まるシーンしか見えないっす。

石 シンプルな頭で羨ましいよ(笑)。

編 さて、続いて函館2歳Sですけど。

石 ホントにやるの?

編 ええ。だってさっき「わかりましたよ」って言ってたじゃないですか。

石 あのねぇ。

編 ほらほら、名前だけでもいいので、ちゃちゃっとお願いします。

石 ったく〜。わかったよ。たださっきも言ったようにスポーツマスターでも配信するかどうかわからないので、ここはあくまで参考程度にとめておいてよ。

編 もちろんその辺は承知してますので。さ、どの馬がいいですか?

石 そうだなぁ。今この時点で買うとしたらトーセンラーク、スルターナ、トウショウピストあたりかな。

編 ありがとうございます! 参考にさせていただきますね。いや〜、いい人だ、石橋さんは。ダメもとで言ったのにちゃんと答えてくれるんだもんな〜。

石 そういうのはせめて僕がいなくなってから言いなさい。

編 あ、まだいた(笑)。お疲れさまでした! 週末の勝負予想もよろしくお願いしま〜す!

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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