スマートフォン版へ

皐月賞はどう勝負するのが正解だったのか?/皐月賞(GI)

  • 2016年04月18日(月) 12時00分

(撮影:下野雄規)



 先週に続いてクラシックGIの検証です。
 今週は皐月賞の結果を振り返ってみたいと思います。

 結局レースに勝ったのは3強といわれた馬ではありませんでした。蛯名騎乗の8番人気ディーマジェスティです。しかも恵まれてという感じではなく、他馬を圧倒するような強い勝ち方で…。
 3強といわれたマカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズは、それぞれ2着、3着、5着(4位降着)。先週の桜花賞同様に、3強の一角が崩れて、複勝圏内に1頭くらいは伏兵馬が割り込んでくることは誰もが想定内だったはず。しかし勝つのは3強のうちの1頭だと思っていたので、この結果はある意味ショッキングでした。レース前、レースレコードでディーマジェスティが勝つなんて誰が想像することができたでしょうか。


【検証ナンバー026】
サンプルレース名/2016年04月17日(日)・中山11R・皐月賞(GI)芝2000m

【レース前状況】
 牡馬3冠の1発目。小雨も降る日曜日だったが、レース時刻には晴れ間も見えて良馬場開催に。しかし風が強くそれがどの程度馬やレースに影響するのかも心配されていた。今年はいわゆる3強の年。最終的に単勝1番人気に支持されたのはディープインパクト産駒のサトノダイヤモンド(ルメール)。ここまで無傷の3連勝、しかも楽勝ともいえるレース内容で支持を集めていた。しかし前走きさらぎ賞からの直行が疑問視される声も…。僅差の2番人気でキングカメハメハ産駒のリオンディーズ(Mデムーロ)。弥生賞は2着だったがこちらは堂々の2歳牡馬チャンプ。続く3番人気のディープ産駒マカヒキ(川田)は弥生賞1着でこちらも無敗馬。だが以降にもエアスピネル(武豊)、ロードクエスト(池添)、マウントロブソン(Tベリー)など最強世代ともいえる濃いメンバーが集まっていた。

【レース結果】
1着ディーマジェスティ 牡3(8番人気)蛯名
2着マカヒキ 牡3(3番人気)川田
3着サトノダイヤモンド 牡3(1番人気)ルメール

【払い戻し】
単勝 3090円
枠連 450円
馬連 6220円
馬単 1万7680円
3連複 6000円
3連単 7万390円

3強と思った時点ですでに間違っていた?


 終わってみれば、ディーマジェスティが抜けて強かった。意外なハイペースの中、後方待機策から直線で弾けるレースぶりはこの馬こそが皐月賞馬に相応しいとさえ思えた。

 3強は伏兵に屈した。いや違う。3強と勝手にいっていたのは見ていた側だけで、本当の構図はそうではなかった

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング