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【シリウスS予想】ハンデが比較的軽くなる3歳馬が筆頭か

  • 2022年09月30日(金) 18時00分

重賞実績がある馬が過去でも好走しているが


 ハンデ戦なので古馬トップクラスは少なくても、このレースに挑戦する3歳馬は少ない。だが、ハンデは比較的軽くなるので、過去10年、3歳馬は【3-1-0-7】の好成績。主役になる4歳、5歳、6歳馬より勝率も連対率も高い。

 連対した4頭は、2013年の勝ち馬ケイアイレオーネから、2020年の勝ち馬カフェファラオまで、みんな重賞(芝も含む)の連対馬だった。中でも勝ち馬3頭は7月のGI格ジャパンDダービー(大井2000m)を、「2分06秒1〜08秒4」で乗り切っていた馬だった。

 3歳ハピ(父キズナ)は重賞の連対はないが、GIIIレパードSを0秒1差3着。直線で外に斜行しロスのある残念な惜敗だった。2走前のジャパンDダービーは0秒3差の4着。

 追い込みにくい不良馬場を前半は最後方追走。3コーナー手前から大外を回って上がり最速の37秒8。あと一歩まで追い込んで「2分04秒9」だった。過去10年のシリウスSを勝った3歳馬3頭を上回るタイムで、少しも見劣らない内容だった。中京ダートは2戦2勝でもある。

 祖母カリフォルニアネクターは米G2の勝ち馬で、ハピの血統背景はストームキャットの「3×4」。初の古馬相手でも、軽ハンデ53キロで得意の中京コースなら勝ち負けに持ち込んで不思議はない。

 もちろん人気の古馬バーデンヴァイラー、ハヤブサナンデクン、ジュンライトボルトが強敵。ただ、除外の危険大だったのに、白山大賞典に回るなどここを回避した馬が多く、なんとか出走できた7歳サクラアリュール(父ゴールドアリュール)は侮れない。

 2走前の好時計の2着も光るが、中京のシリウスSは過去「2、5」着。中京ダート1900mに1分56秒2もあり、調教の動きも悪くなかった。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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