【京都牝馬S予想】人気薄ベテラン馬の巻き返しなるか
世代レベルでチャンスも
すっかり世代交代の進んだこの時期の牝馬戦だけに、若い「4歳、5歳」馬の成績がいいのは当然のこと。最近10年の勝ち馬のうち9頭までが4歳、5歳馬だ。
ただ、馬券に関係した6歳以上馬10頭の人気は「10、1、5、9、15、8、3、5、13、2」番人気。ほとんどが人気薄の伏兵。今年は例年以上に6歳馬が多く、7頭もいる。6歳以上馬が数多く含まれた年は決まってベテランの中から馬券に絡む馬が出現している。世代レベルも関係するのだろう。
6歳スカイグルーヴ(父エピファネイア、3代母エアグルーヴ)に期待したい。馬体調整の休養をはさみつつの出走なので、6歳馬ながら13戦【2-4-0-7】。昨年のこのレースは1分19秒8で0秒1差の2着。続くGIIの京王杯SCも0秒1差の2着だった。
ところが、昨秋の2戦は18着、15着。それで評価急落だが、2走前は多頭数の外枠で終始外を回ったうえ、スパート態勢に入った4コーナーで外に振られる不利。
前走は逆にインで包まれ、最後の直線に入ってぶつかってあきらめている。評価の高い血統馬ゆえに無理なレースはできなかった印象があった。
この距離【1-3-0-1】。決して体調が悪いわけではなく、今週の追い切りも絶好の動きだった。飛ばしそうな馬の少ない組み合わせであり、B.ムルザバエフ騎手なら積極的な好位追走もありえる。
好調教の5歳ララクリスティーヌ、5歳ディヴィーナ、立て直した4歳ウォーターナビレラ本線だが、昨年の勝ち馬6歳ロータスランド、動きの良かった6歳ヒメノカリス、6歳メイショウミモザも相手に入れたい。