【中山牝馬S予想】波乱必至の一戦を紐解く鍵は年齢にアリ
連対率.214を誇る断然の相性
最近10年間で6番人気以下の伏兵が12頭(二ケタ人気馬が6頭)も馬券圏内に食い込んでいる波乱必至のハンデ戦。
大きな特徴は、時期的なものなのか過去10年、もう若駒ではないが、といってベテランでもない5歳馬が【6-6-5-39】。断然の連対率.214を誇ること。馬券に絡んだ計17頭のハンデは重くはなく、また軽量でもなく平均して「53〜54キロ」という記録がある。
今年の該当馬は少ない。5歳スルーセブンシーズ(父ドリームジャーニー)は、まだキャリア10戦【3-2-2-3】。格上がりでも上昇の魅力大。この中間の素晴らしい動きも光っている。
死角は1800mの経験が乏しいことだが、母マイティースルー(父クロフネ)が古馬になり、本物になってからの良績は1800mに集中していたこと。また、中距離型だったドリームジャーニーの産駒なら心配は少ない。
全3勝が中山芝コースであり、C.ルメール騎手とのコンビは2戦2勝。中山1800mと、2000mで勝っている。3歳秋には秋華賞に挑戦し、7番人気で11着(1秒1差)だった。
上昇示す4歳アートハウス、ウインピクシスを筆頭に、昨年の勝ち馬6歳クリノプレミアム、衰えなしの7歳サトノセシルなど軽視できないライバルは数多いが、過去10年、5歳馬の「1、2、3」着独占が3回もある。53キロのハンデは恵まれた印象の5歳エイシンチラーをもっとも妙味ある相手としたい。