【京王杯SC予想】フルゲートは外枠有利の歴史あり?
馬場状態も微妙で、フルゲートの大接戦必至
京王杯SCはそれほど波乱の重賞ではないが、フルゲート18頭立ての年は難しい結果が多く、なぜか不利と思われる外枠の馬が快走してきた歴史がある。
5歳牝馬アヴェラーレ(父ドゥラメンテ)は、まだ3勝クラスを勝ったばかり。日曜のヴィクトリアマイルにもダブル登録があったが、予定騎手と、相手関係も考慮してこちらに回ってきた。格上がりでいきなりGIIの別定戦はいかにも不利。ただし、東京芝の1400mに限れば【2-1-0-1】。距離はベストだ。ルメール騎手とのコンビで全4勝中の3勝を記録してもいる。
外国産馬の母アルビアーノは2015年のNHKマイルCを2着し、秋には1400mのGIIスワンSを制している。その半妹コヴフェフェは米の3歳牝馬チャンピオン。米牝馬チャンピオンスプリンターでもあった、3代母の全妹になるヤマニンパラダイスは現在の阪神JFを勝ち、5歳時にはこの京王杯SCを小差の3着馬。
4代母アルセアは北米のG1を3勝。牡馬相手のアーカンソーダービーを制し、ケンタッキーダービーにも挑戦した。
アヴェラーレは前回、重馬場を上がり最速で勝った牝系の伝えるパワーがあると同時に、またまた対戦するレッドモンレーヴとは3走前の秋色Sではハナ差同タイム1分32秒0の3着で、上がり33秒3は上回っていた。
馬場状態も微妙で、フルゲートの大接戦必至だが、目下のデキは上々。最近は出遅れグセも解消している。別定とはいえ55キロの負担重量なら差はない。