スマートフォン版へ

【日本海S予想】毎年恒例の特別戦 珍しく3歳馬が3頭出走

  • 2023年08月18日(金) 18時00分

それぞれの適性から主軸を決めたい


 長く同じ時期に、同じ条件で行われている特別戦。これまで3歳馬の出走はほとんどなかったが、今年は珍しく3歳馬が3頭も出走してきた。

 人気のダノントルネードと、ドゥレッツァは、同じノーザンファーム生産の、同じ3歳牡馬。母はともに同じオーストラリアからの輸入牝馬になる。

 ダノントルネードは京都新聞杯でサトノグランツ(7番人気の日本ダービー0秒7差)と対戦し「クビ差2着」。一方、ドゥレッツァも3走前にそのサトノグランツと対戦して「クビ差1着」。ほぼ同じような力関係で、今回はともにここが5戦目になる。

 ダノントルネードの父はハーツクライ。ドゥレッツァの父はドゥラメンテ。ともに同じような距離のGIを2勝しているから、2200mは守備範囲。不安はない。

 ただ、ドゥレッツァの母はNZオークス2400m1着など中距離中心に5勝。一方、ダノントルネードの母は、豪の2歳牝馬チャンピオン。全6勝が1200m以下だった。

 GIIで2着のあるダノントルネードだが、やや勝ちみに遅くまだ1勝馬。父母両系に距離不安の少ないドゥレッツァは3連勝中。ドゥレッツァがやや適性上とみて、こちらを主軸にして買いたい。

 もう1頭の3歳馬ビキニボーイ(父ビーチパトロール)は、1勝馬として一度公営に転じたが、4勝もして再びJRAに復帰。父は米の芝の中距離G1【3-4-2-3】の名馬。3代母はダービー馬サクラチヨノオーの全妹であり、少し幅を広げた牝系図では、札幌記念のダノンベルーガと同じファミリーになる。前回はインから突っ込んだ。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング