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【BSN賞予想】ダート重賞常連を目指す馬たちが多数集結 ここを突破して駒を進めるのは?

  • 2023年08月25日(金) 18時00分

今勢いに乗っているシニスターミニスター産駒


 ダートの「L」レースとあって、これからまだまだパワーアップして重賞の常連となりたい4-5歳馬が過半数の7頭を占めるハンデ戦らしい好カード。

 4歳牡馬ヘラルドバローズ(父シニスターミニスター)の成長に期待したい。オープンに昇級して【0-2-0-2】。まだ決定力に欠けるが、初ブリンカーを装着して強気に先行した前回のスレイプニルSダート2100mは好内容だった。好位の外につけて先行し、直線残り400m標で先頭に立ち、ゴール寸前でダノンラスター(上がり35秒9)に差されたが、一度は勝ったと思える態勢だった。初距離2100mが少し長かったかもしれない。

 これまでの全4勝がダート1800mであり、左回りダートは【1-4-1-1】。負担重量は1キロ減の56キロ。再びブリンカー装着なので、前走と同じように外枠を引いたのは相手の出方を確認できるだけにプラスだ。

 父シニスターミニスターは、JBCクラシックなどを制したテーオーケインズ、まだ無敗の南関東公営の三冠馬ミックファイアなどの活躍で、全日本ダート限定種牡馬ランキング目下2位。

 その3歳ミックファイア、8戦4勝の4歳ドライスタウト、12戦6勝の4歳牝馬グランブリッジ、そしてこのヘラルドバローズなどの躍進で1位に浮上も可能だろう。

 咋年末以降、落馬をはさんで強敵相手に2着3回、3着1回。まず崩れないヴァンヤールが最大の強敵。4歳オディロン、確実に地力アップの5歳サンマルレジェンドもこの組み合わせなら差はない。血統背景から初ダートのアイコンテーラーも押さえたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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