かつて「負けられない南井克巳、譲れない武豊」という名実況があった。
1989年マイルCSで、オグリキャップとバンブーメモリーが死闘を繰り広げたあのレースだ。
「絶対に負けられない戦い」
最近は某テレビ局が、サッカー中継で毎回同じことを言っている。
「じゃあ、負けてもいい試合はどれなんだ?」と天邪鬼な私は突っ込んでしまう。
しかし、「ここだけは」絶対に負けられない戦いというのは実際に存在する。
前走で「やってしまった」天皇賞のオルフェーヴルは、文字通り「今回だけは」という気持ちだろう。
今回は「絶対にまともに走り」そして「勝たなければいけない」
もし、再度同じような事態になれば、例え天皇賞を勝ったとしても、競走馬として現役を続けることが出来なくなる可能性だってあるかも知れない。
そこまで極端な裁定が下されなくても、万が一にでも、また外ラチ方向に持っていかれるようなことがあれば、次走以降の鞍上には別の騎手がいるだろう。
そして、それは外国人騎手である可能性も決して少なくない。
オルフェ池添コンビにとって、秋の大仕事のためには、どんなことがあっても、ここはキレイに勝たなければいけないのだ。
秋には凱旋門挑戦の話も聞こえている。
海外遠征で日本馬が活躍するのなら、鞍上にも日本人騎手にいてほしいと思う私の考え方は古いのだろうか。
ここは難なくクリアして、人馬ともに日本代表としてロンシャン競馬場へと夢を繋げてほしいものだ。
ケイバにどっぷりの人です。気の向くままにコラムというか、思ったことを書き綴ることがあります。現在、ブログは休眠中。しばらくは、ここのコラムを使って忘れた頃に書き綴る予定です。ブログ...
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