スパーキングレディーC(7月7日 川崎 サラ3歳以上牝馬 別定 JpnIII 1600m梢重)
◎(1)ラヴェリータ 1分40秒0
△(2)トーホウドルチェ 3
▲(3)ウェディングフジコ クビ
△(4)テイエムヨカドー 5
(5)ベルモントプロテア 1.1/2
…………………
△(8)ジョーイロンデル
○(9)ハチマンダイボサツ
△(11)メイショウバトラー
単130円
馬複270円
馬単360円
3連複280円
3連単770円
ラヴェリータが力の違いをみせつけた。大外枠ながら好スタート。先行したキープザチェンジ、タッチブライト、さらにトーホウドルチェ、その動きをしっかり見据えて競馬ができた。3コーナー、トーホウドルチェが先頭に立つと、躊躇なく外から並び、一瞬のうちに抜き去ってしまう。直線中ほどからは独壇場。1600m・1分40秒0は数字上速くもないが、むろんライバルがいれば大きく詰まった。「4コーナーで後ろを振り返るくらい余裕があった。今日は自信の勝利です。(このレースを勝った)昨年より、数段力をつけている」(岩田騎手)。単オッズ1.3倍。しかしこれだけ危なげなく勝たれると、なるほど低配当でも仕方ない。
ラヴェリータはこれで19戦8勝、重賞4勝目。ただ同馬の場合、特筆すべきはその中身の濃さで、今季3月「名古屋大賞典」アドマイヤスバルを完封、前走「ブリリアントS」でもマチカネニホンバレに競り勝っている。「牝馬テリトリー」を超えた強さが、過去レマーズガール、トーセンジョウオー級(ともにこのレース2勝)と一枚違う。「先行馬有利のコースを(鞍上が)隙なく乗ってくれました。負けられないと思っていたから、なおさら嬉しい。この勝ちっぷりならもっと大きいところも考えたい」(松元茂調教師)。「大きいところ」とは、牡馬GI「JBCクラシック=船橋1800m」、「東京大賞典=大井2000m」を指しているか。いずれにせよラヴェリータは距離万能の女傑候補だ。