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「競馬学校の思い出」第1回

  • 2011年09月07日(水) 18時00分
 関西所属の若手ジョッキーが繰り広げる、予測不可能なフリートークがいよいよスタート!第1回目のお題は、「競馬学校の思い出」。まさかの○○事件から赤っ恥体験まで、初回からギリギリトークが炸裂する!

【今月の参加ジョッキー】
・高倉稜騎手、国分恭介騎手、国分優作騎手、松山弘平騎手

今月の参加ジョッキー

■弟・恭介騎手は真面目でしっかり者、兄・優作騎手は…

優作 まずは、競馬学校を受けたきっかけから話そうか。僕と優作は、、母親が勧めてくれたことがきっかけで。僕らは背も小さかったし、動物もスポーツも好きだったから、すぐに騎手になろうって決めたんだよね。

国分優作騎手

松山 僕は…頭が悪かったから(笑)。背も小さかったけど、本当に勉強ができなくて。それで、競馬ファンの父に「体も小さいんだし、騎手になれば?」って言われたのがきっかけで、なんとなく乗馬を始めたら、馬をすごく好きになって。騎手になりたいっていう気持ちが、どんどん強くなった。

高倉 あの〜、コレっておもしろいこと言ったほうがいいんですか?

松山 普通でいいんだよ(笑)。

高倉 あ、じゃあ普通に(笑)。僕は熊本出身なんですけど、熊本って馬を使うお祭りが多いんです。それで、小さいころから馬が好きで。体も小さかったし、馬に携われる仕事のなかで、騎手が一番かっこいいんじゃないかと思いまして。それで、小学校4年生のときに将来の夢を語る授業があって、その授業をきっかけに決めました。

優作 僕が騎手になろうって決めたのは、小6のころだったな。

松山 僕は高倉と同じ小4だった。

恭介 僕は、きっかけも含めて、すべて優作と同じです。

すべて優作と同じです

高倉 おふたりは相思相愛ですもんね(笑)。もう同じにしか見えないですもん! でも、内面的には、恭介先輩は大人っぽくて硬派。優作先輩はひと事でいうと…“チャラい”です!

優作 それ、自分のことだろ!

松山 たしかに恭介は真面目でしっかりしていて、優作はチャラい(笑)。

高倉 ふたりで一緒にいたら、どうしてもそうなっちゃいますよね。

優作 も〜、よく言うわ(笑)。

■4泊5日の二次試験中、寝坊したのに合格!?

優作 僕、二次試験で初めて“関西人”と出会ったんだよね。衝撃的だった(笑)。最初は、しゃべっている意味もわからなかったのに、4泊5日が終わるころには、僕のイントネーションも関西弁ぽくなっちゃって(笑)。地元(茨城)に帰ってからも2日間くらい、言葉の違いに戸惑ったよ。

恭介 20人以上いてワイワイやってたから、二次試験はもう楽しくて楽しくてしょうがなかった。試験管に「緊張感が足りない!」って、怒られてばっかりいたよね。

松山 僕は関西の人間だから(兵庫県出身)、逆に標準語がうつっちゃったよ。たしかに二次試験は楽しかったなぁ。そのぶん、緊張感は足りなかったかもしれないけど(笑)。僕の班、寝坊したりしてたし(笑)。

優作 (試験中に寝坊するなんて)競馬学校史上、初めてだって言われてなかった?

松山 言われた(笑)。

優作 20人くらいが4つの班に分かれて寝泊まりしているなかで、弘平の班が全員、集合時間に10分遅刻したんだよな。

松山 そう。目覚まし時計を全部止めて、また寝ちゃったヤツがいて…。結局、その班で合格したのは僕だけだった。絶対に落ちたと思ったよ…。

絶対に落ちたと思ったよ…

優作 でもホントに楽しかったよね。二次試験で仲良くなった奴らが、ほとんど受かったのもうれしかったし。そういえば、「夏休みの思い出」をみんなの前で発表するっていう試験があったよね。そこで(丸山)元気がいきなり「ホルモンを焼きまして…」って話し始めて(笑)。

松山 めっちゃウケた! みんなは海に行った話とかをしてるのに(笑)。

優作 結局、みんながクスクス笑い出したから、「あ、やっぱこの話やめます…」って、別の話をしたんだよな(笑)。

恭介 それにしても、ホルモンて…(笑)。

高倉 僕はそういうおもしろい思い出はないんですけど、二次試験の途中で風邪を引いて、熱を出しちゃったんですよ。教官に「辞めるなら今のうちだぞ」って言われて。結局、1日だけ寝て、続けさせてもらったんですけど、すごくつらかった。

松山 二次試験のとき、26期生ってどんな雰囲気だったの?

高倉 僕たちのときは、けっこうピリピリっていうか、張りつめた感じでしたよ。そんななかで、花田(大昇騎手)だけが雰囲気を和らげてくれる存在でしたね。

一同 へぇ〜、そうだったんだ。

優作 そういえば、すごく離れたところにいる教官に向かって、大声で地元をアピールするっていう試験もあったよな。

松山 ああ、あったあった! 僕の声、全然聞こえなかったみたいで、3回くらいやり直しになった…。

恭介 僕は綱登りがつらかった…。全然上まで登れなくて、手の皮がベロっと剥けちゃって。

松山 合格したあと、1週間くらいの体験入学があったよね。僕はそれがきつかった。

恭介 トレーニングがきつかったよね。みんなで担当教官にあだ名を付けたりして、なんとか楽しくやってたけど。

優作 体験入学では、毎日毎日「辞めるなら今のうちだぞ」って言われて、精神的に追い込まれたよね。

松山 そうやって僕らを試してたんだと思うけど、とにかく「辞めろ、辞めろ」って言われたな。

恭介 それがまた、個々にイヤ〜なところを突いてくるんだよな。

優作 そうそう、みんな泣いてた。

高倉 僕のときは、そんなのありませんでしたよ。

優作 マジで!? 期によって内容が違うんだな。

高倉 僕の体験入学の思い出といえば、全部終わったあと、生まれて初めて“お菓子を食べたい”!って強烈に思ったことです。

お菓子を食べたい

一同 お菓子って…(笑)。

高倉 そこから、僕のお菓子との戦いが始まったんです!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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