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netkeiba

ジャパンカップ

  • 2011年12月02日(金) 18時00分
 先週の東京競馬場は7時50分に開門され、朝早くから大勢の競馬ファンが駆け付けました。

 開門が早かった事が大きな理由でしょうが、朝早くから競馬場内は熱気に包まれ、スタンドにはもうお昼時かと思える程の観客が。まだ発券機で馬券も買えない時間から、場内のカフェは満員。私が今年競馬場に足を運んだ中で“朝の賑わい”に限れば一番の日でした!

 それもこれも、やはり凱旋門賞馬デインドリームが見たいから。女傑ブエナビスタが見たいから。そして、この二頭の対決が見たいから。勿論その他の出走馬もタイトルホルダーがずらりと並び、豪華も豪華。まるでフランス料理のメインばかりを並べられたかの様な・・・あ、違うか。

 凱旋門賞馬というのを現役時に見るのは初めての経験。400キロ台前半のデインドリームは、華奢でか弱そうな乙女に見えました。
馬だから当たり前なんだけど、顔が細面で“ヒョロ〜”と映ったのが意外でした。「牡馬なんてなぎ倒してやるわ!」と言う様な豪快な馬を想像していたのに(・_・)

 一方、ブエナビスタはというと、これまたいつも通り「やる気あるのかな・・・これからレースって知ってるかな・・・」と心配になる程の力の抜け具合。いつも驚く程にオンオフの激しい馬・・・しかも、走っている時でも顔だけは飄々としている。(ように見える。)

 ですが!!! いや凄い根性でした。昨年のこのレースは痛恨の降着。諦めない気持ちが馬自身にあるのか、最後の最後まで緩まない走りは他の馬を圧倒していました。

 デインドリームに騎乗していたシュタルケ騎手は、(少しの)出遅れと、その後ぶつけられ1、2馬身遅れた事が大きく影響した事と話していたそうです。凱旋門賞の時よりも後方からになり、その上ペースが遅くなった事に加え、外を回ってきた事を考えれば6着という結果も頷ける様な・・・。そして上がり3ハロンがブエナビスタに次ぐ34秒0。(騎手によれば本調子ではなかったとの話も・・・)

 お互いに相手に不足なしというライバル同志がぶつかり、人気も二分し戦ったこのジャパンカップは歴史に残したいレースだな、と観戦後に感じました。

 ブエナビスタは有馬記念で引退との話が出ています。名牝と3冠牡馬の戦いも楽しみですね。

 さて今週はジャパンカップダート!! スマートファルコンや外国馬の参戦がないのが少し寂しいですが・・・こちらも先週同様、人気は2頭に集まるでしょうか。

 トランセンドとエスポワールシチー。共にこのレースの覇者であり、現在のダート界を牽引している馬です。枠番が出るまではトランセンドを本命に、と思っていたのですが、大外とは。。。スタートダッシュがスムーズなタイプとは思えないので、そこを割引材料とし、エスポワールシチーを軸、トランセンドへの馬単で勝負します!

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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