エンプレス杯が雪で中止となり、出走予定だった一部有力馬がそのままここにスライドしてきた。予定していた実戦で走れなかった影響が心配にはなるが、やはり中心は昨年のJBCレディスクラシックを制したミラクルレジェンド。レディスプレリュードからの連勝でラヴェリータをしりぞけ女王の座を確定させた。その後ジャパンCダートでの6着も、牝馬同士に戻れば威張れる実績だ。

　クラーベセクレタは、クイーン賞でダートグレード初制覇。レディスプレリュードではミラクルレジェンドの5着に敗れたが、クイーン賞のレースぶりからは明らかに力をつけている。4か月ぶりの実戦だが、この間にさらに成長していればミラクルレジェンドに対しても勝負になるだろう。

　プレシャスジェムズは、クイーン賞でクラーベセクレタの2着、TCK女王盃でハルサンサンの3着。クイーン賞では直線でいったんは先頭に抜け出したが、クラーベセクレタにゴール前で交わされた。今回も逃げか2〜3番手からの競馬となるだろうが、マイペースに持ち込んでどこまで粘れるか。

　JRA桜花賞を目指したエミーズパラダイスだが、本番への出走は叶わず、古馬との対戦となるここに出走してきた。51キロなら上位争いに食い込む可能性は十分。

　アイアムアクトレスは昨年、ユニコーンSで牡馬を蹴散らし、1番人気で臨んだスパーキングレディーCはラヴェリータに完敗の3着。その後はまったくいいところがないが、牝馬同士の対戦に戻れば馬券圏内も。

　メモリアルイヤーは昨年夏の霧島賞でテイエムヨカドーとの一騎打ちを制した。その後、芝で準オープンを勝ち。前走のダートオープンは大敗だったが、テイエムヨカドーが3年前のクイーン賞2着や年末の南関東の牝馬重賞を制している実力があるだけに、その比較からここでも連下なら十分に考えられる。

◎01.ミラクルレジェンド
◯03.クラーベセクレタ
▲10.プレシャスジェムズ
△05.エミーズパラダイス
△11.アイアムアクトレス
△12.メモリアルイヤー