中央勢5頭は、芝・ダート取り混ぜていずれも2勝馬。対して地方勢はいずれも重賞実績に乏しく、馬券圏内は中央勢のみでの争いとなりそうだ。
皐月賞10着から、今回が初ダートとなるスノードンに期待したい。勝ち星は2歳時の未勝利戦と萩Sのみだが、京成杯の5着は勝ち馬から0秒6差、皐月賞10着も1秒差と、それほど離されていない。
兵庫CSの過去5年の勝ち馬のうち、10年バーディバーディ、09年ゴールデンチケット、07年フェラーリピサは、いずれも皐月賞からの転戦で、しかも2桁着順だったというのも同じ。JRAではユニコーンSまでダートの重賞がなく、やはり芝のクラシック組は絶対能力が高いのだろう。あとはダート適性と、小回りコースをこなせるかどうかということになる。
ダート実績ではオースミイチバン。前々走のダート未勝利戦を大差で圧勝し、続く500万下も好位から直線で抜け出し楽勝だった。
エイシンキンチェムは、今回が初ダートに加え、距離経験も1600mまで。臨戦過程からは狙いにくいが、園田コースを知り尽くしている岩田康誠騎手への期待で3番手評価。岩田騎手は昨年、中央勢でもっとも人気のなかったエーシンブランを勝利に導いた。のみならず、このレースはここ5年で4回出場して2勝2着1回。馬自身の評価や適性が定まっていないこの時期だけに、鞍上の占める割合は大きいのではないか。
タイセイシュバリエは前走初ダートの500万下を勝利。プーラヴィータは2歳時にダートで2勝。いずれもここで上位争いの可能性はある。
◎01.スノードン
◯08.オースミイチバン
▲12.エイシンキンチェム
△06.タイセイシュバリエ
△04.プーラヴィーダ