黒船賞、東京スプリントと連勝したセイクリムズンの勢いが止まりそうもない。黒船賞は逃げ切り、東京スプリントは5〜6番手の馬群の中から堂々と抜け出しての勝利。東京スプリントでは「馬が自信を持って走っていた」と岩田騎手。中央勢は、東京スプリントからスーニが抜けただけで同じメンバー。昨年も完勝している舞台だけに、不安はない。
ラブミーチャンは昨年と同じ52キロでの出走。年末の兵庫ゴールドトロフィーは8着に敗れたが、約4か月の休養明けで元気な姿を見せてくれることを期待したい。先行馬が多く、外枠に入ってしまったのはちょっと不安だが、マイペースで逃げて名古屋の短い直線でどこまで粘れるか。
セレスハントは、昨年東京スプリントを制した後、ここは4着。今年の東京スプリントは4着だった。とはいえ通算10勝のうち6勝がダート1400メートルという得意の舞台。佐賀のサマーチャンピオンを勝っているように、小回りコースをうまく立ち回ればチャンスはある。
60キロを課せられるサマーウインドが出走してきた。その問題については先週の『地方競馬に吠える』(4/27「GI勝ち馬は5キロ増」)で書いたとおり。さすがにこの斤量で、適距離とはいえない1400メートルは厳しいだろう。とはいえ叩き2戦目での上積みの期待と、応援の意味も込めて△とした。
エーシンクールディ、ジーエスライカーは、ともにダートグレードでの好走実績あり。前者はもう少し長い距離でも結果を残しており、逆に後者の適性はもっと短い距離。とはいえともに守備範囲ではある。ラブミーチャンが外枠に入っただけに、スタートのタイミング次第ではこの2頭のどちらかがハナを叩く可能性もある。
◎05.セイクリムズン
○11.ラブミーチャン
▲10.セレスハント
△01.サマーウインド
△06.エーシンクールディ
△04.ジーエスライカー