ラブミーチャンの回避はなんとも残念。追いきりのあと、軽い跛行が見られたそうだ。大事には至っていないようなので、近いうちの復帰を待ちたいところ。

　おそらく単勝は1倍台前半の断然人気になるだろうが、セイクリムズンの中心は動かしがたい。黒船賞、東京スプリント、かきつばた記念と3連勝で、今回出走しているほとんどの有力馬との勝負付けは済んでいる。黒船賞では、トウショウカズン、ダイショウジェットに僅差まで迫られたが、あのときはまだ馬が持てる能力を発揮できていなかったというのは岩田騎手の話。東京スプリントから馬が自信を持って走るようになったと。競馬だから何があるかわからないが、よほどの不利やアクシデントでもない限り負けることはないと思う。

　相手筆頭はトウショウカズン。黒船賞で2着のあと、栗東Sでも2着。これはファリダットの強襲にあってのもので、評価を落とすものではない。黒船賞ではセイクリムズンより1キロ軽かったのが、今回は同じ56キロとなるだけに、逆転までは難しそう。内枠に入ったので、先手を奪ってどこまで抵抗できるか。ただ、1頭強い馬がいる場合は、2番手評価の馬が真っ向勝負に行って潰れるというケースも考えられるだけに、馬券的には相手を選ぶのが難しいかも。

　連覇を目指すナイキマドリードは、浦和は5戦4勝と相性のいいコース。前走東京スプリントでは5着と見せ場をつくれなかったが、昨年も東京スプリント6着でここに臨んでいた。

　黒船賞、東京スプリントと惨敗したスーニは復活があるかどうか。ただセイクリムズンと2キロ差の58キロは厳しいように思う。

　前が競り合ってハイペースになればダイショウジェットの出番も。

　スターボードはJRA時代にダート1400mで3勝。東京スプリントでは3着に逃げ粘っているだけに、展開やペース次第では今回も馬券圏内の可能性も。

◎06 セイクリムズン
○04 トウショウカズン
▲05 ナイキマドリード
△03 スーニ
△12 ダイショウジェット
△10 スターボード