ミラクルレジェンドが帝王賞から連闘で出走してきた。帝王賞前日放映のグリーンチャンネル『地方競馬最前線』の予想では、帝王賞からの連闘はおそらくないだろうと見て印をつける対象から外してしまったが、出てくるとなれば迷わず本命だ。
目下のところダートの牝馬でナンバー1の存在。とはいえグレードではJpnIII勝ちまでしかないため、別定でプラス1キロの56キロなら問題ない。不安点は連闘だが、使い詰めの連闘ではなく、これまで月1走以上の間隔を開けた余裕のあるローテーションで走ってきての連闘で、使うからには帝王賞の反動などもないのだろう。
あとは当日の状態次第。帝王賞での馬体重はマイナス5キロの435キロだったが、昨年、レディスプレリュードからJBCレディスクラシックを勝ったときも430キロ台前半で、それよりも減っているようでなければだいじょうぶだろう。ダート馬にしてはもともと細く見えるので、よほどの馬体減でもなければ、細く見えるからといって減点材料にはしないほうがいい。
相手はクラーベセクレタで、おそらく人気もこの2頭に集中するだろう。前回の直接対決マリーンCでは、ミラクルレジェンドに1馬身半差をつけられての2着。しかし3着のプレシャスジェムズには3馬身差をつけていた。あとは地方初参戦のJRA勢との力差はどうかということになる。
3番手には、その地方初参戦の1頭、スティールパス。前々走でダートの準オープンを勝ち、前走牡馬とのオープンでも差のない4着。プレシャスジェムズも同じように勝ち星は準オープンまでなだけに、牝馬同士のダートグレードなら十分通用する。
プレシャスジェムズは、2歳時を除き、地方で行われる牝馬のダートグレードでは、これまで4、2、3、3着と、勝てないながらも常に好走している。今回も当然馬券圏内は狙える。
レッドクラウディアは、3歳オープンの昇竜Sを勝ったものの、ユニコーンSは11着に大敗。ここまで印をつけた上記の馬たちはクラーベセクレタも含めていずれも古馬オープンクラスで勝ち負けというメンバーだけに、ここに入るといかにも荷が重い感じだが、52キロという斤量と、コースをよく知る内田博幸騎手でどこまで食い込めるか。
◎02.ミラクルレジェンド
◯09.クラーベセクレタ
▲03.スティールパス
△12.プレシャスジェムズ
△04.レッドクラウディア